2007年4月30日2:53 PM
瞬きをする間にもう5月です。外の景色はいつの間にか眩しい新緑の季節へと移り変わろうとしています。お陰様で新規プロジェクトの立ち上げもあった為に多忙を極めた月となりました。余計なことを考えることが出来ないぐらいの毎日を過ごしました。
そんな4月だったのですが、後半になってとても辛い事が起こりました。4月22日日曜日を返上して事務所にて悪戦苦闘していると、中学・高校同窓の友人から「楠本心が亡くなった」との連絡を受けました。楠本心は中学・高校と音楽を通して良い意味でライバルバンドだったShakeと言うバンドにおいてカリスマ的なボーカルで多くのファンを魅了した男でした。
彼は、その後頑固なミュージシャンとして活躍をしました。一度だけ十数年前に十三のファンダンゴというライブハウスで彼が率いるCity Indianと言うバンドの演奏を見に行ったことがありましたが、心のカリスマはより磨きがかかり多くの観客より熱い支持を受けていました。
そして、昨年の3月12日中学・高校時代で音楽をやっていた有志が集まり再び音を出そうと集まった決起大会(これが後の"Emoshi Live"に繋がります)で彼に会ったのが最後となりました。彼は4月19日午前(推定)自宅の浴槽で安らかに眠ったのでした。
今は唯、彼に中学1年の時に初めて出会ったときのあどけない笑顔が頭から離れません。
そして、彼の死は私の中で自分自身に対する「生への欲望」に取って代わりました。それが彼への回答です。唯一の。
"I Got A Lust For Life"