2008年03月17日

Elle France誌にイシイ・アツコ作品掲載される

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半世紀以上前に出版されて以来今では、25ヶ国以上で出版されている女性ファッション、ビューティ、ヘルス、そしてエンターテイメント雑誌のElle。その総本山であるElle Franceに、イシイ・アツコさんの作品群が掲載されました。

先日お知らせした「イシイ・アツコ新作銅版画展」へ去る3月15日の土曜日に彼女の作品を見に行ってきました。昨年お会いしたときよりも更に自信に溢れクールさを増したイシイ・アツコさんが「Elle Franceに私の作品が載りました。ギャラリー・ブティックで作品を置いてもらっているの。」と2007年12月号のElle Franceを見せてくださいました。

何というセンスの良さなのでしょうか!?
そのElle Franceに掲載された彼女の作品群を見て、私は、「これぞ、構成・レイアウトの極致」と打ちのめされてしまいました。フォントの選択の絶妙さ、命でもある文字の配置どれをとっても正に非の打ち所がありません。そして、この様な素晴らしい仕事をElle Franceの紙面上でエディターにさせてしまう素材を提供されたイシイ・アツコさん。絶句です。間違いなく、本物の人達がなせる技です。

3日に1作品のペースで作品を創作されているというその作品数の多さには驚きますが、(しかも、全作品自らが刷っていらっしゃるとのことです。ここにも、作品へ対して彼女が持つ細かいニュアンスを大切にする真摯で直向きな姿勢を感じます。)何よりも展示されている全ての作品において、アツコさんのセンスが輝きを増していることは私にとってうれしい驚きでした。

気付かぬうちに会場であるギャラリーを何回もぐるぐる回って展示された作品を見続けている自分がいました。

現在行われている「イシイ・アツコ新作銅版画展」は、明日までです。
次の展示会は場所を変えて神戸で行われます。

きっと、無意識に次の会場へ私は、足を向けていることと思います。

「イシイ・アツコ personal reality show」の詳細
会場:ギャラリーヴィー
〒650-0024
神戸市中央区海岸通り3丁目1-5
海岸ビルヂング307号
TEL 078-332-5808
FAX 078-332-5807
http://www.beeflight.com
e-mail bflight@perl.ocn.ne.jp
会期:2008.3.24(月)- 4.5(土)
開催時間:11:00 - 19:00
(3/30休廊 最終日18:00まで)

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2008年03月09日

吉備の国へ

20080308_two_rivers_04.jpg昨日、先日の「えもしライブ」で素晴らしいフィナーレの写真を撮って下さった、プロの写真家八木克憲さん。その八木さんは実は敏腕ギタリストでもあり、2005年にアコースティック歌謡ロックデュオとして結成した「TWO-RIVERS」が、岡山(岡山ライブ in 岡山 BAR ORiON)でライブを行うというので、仕事ではその昔岡山へは行ったことはあったけれど、倉敷すら知らなかった私はこの機会に吉備の国を知ろうと岡山へ行ってきました。
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最初に行ったのは、生まれて初めての倉敷。その美しい町並み(倉敷美観地区)を見てまず思ったのが、安藤忠雄氏の言葉「現在の日本では、建築様式の観点から、その地域におけるアイデンティティーをその町並みから認めることは非常に困難である。」と言う言葉でした。日本には、世界に誇ることが出来る伝統的建造物が数多く残っていますが、果たして、近年の日本に於ける建築・建造物の中で50年あるいは100年後に文化的遺産として評価されるものがどの程度あるのだろうか、そして評価されるとしたらどの建造物だろう?また、例えば、文化的遺産と言っても良いような大阪のダイビル本館のような建物を現在では補修補強可能な技術を持つのにもかかわらず、老朽化や土地利用などの為に取り壊してしまう事が、50年後100年後に振り返ってそれが正しい判断であったと果たして言えるのだろうか?倉敷美観地区の日本本来の美しさの中を徘徊しながらそのようなことを考えていました。

20080308_omoa_00.jpg見るべきところが、とても多い倉敷で、初めてのツーリストだった私は、どこからどのように尋ねればよいのか見当つかずで、まず最初に迷い込んだのが倉敷民芸館でした。ここで最初に出会ったのが、人間国宝であった芹澤圭介氏の作品でした。もう少し時期遅れですが、ひな人形をモチーフとしたその作品は、民芸運動の人々との交流を深めた同氏らしい民芸色強いものでした。

20080308_omoa_01.jpg「民芸」とは「民衆的工芸」という意味で、大正末期に柳宗悦氏によって作られた言葉とのことです。鑑賞を主な目的とする美術工芸品に対して、人々の暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々のことを民芸品というのだそうです。うーん。日々勉強です。日頃お世話になっているお客様のコンセプトがこの様なところからヒントを得たものであることを知ることが出来たのは大きな収穫でした。
倉敷といえば、大原美術館。以前から是非一度訪問してみたいと思っていたこの美術館では、「決して白目を描かない」私の大好きな画家アメディオ・モディリアーニの「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」
を見るだけでもその価値はありましたが、その所蔵の多さには驚きました。時間の関係で、棟方志功の作品を見ることが出来なかった事が、残念でなりません。また、別の機会にゆっくりと訪れてみたいと後ろ髪を引かれる思いで、岡山へ発ったのでした。

岡山と言うところは、フォークがとても盛んなところのようです。特に倉敷では倉敷駅を降りると、ところ狭しとストリートミュージシャン達が、その腕を競い合うという激戦地区でした。
20080308_two_rivers_06.jpgそんな、フォーク好きの人達が多い岡山ライブ in 岡山 BAR ORiONでは、そこにフォークの原点を見たような気がしました。大山の桝水高原や大山池キャンプ場をモチーフにした曲は、それを聴くだけで普段忘れている自然の恩恵を思い起こさせてくれました。と、同時にここは近畿ではなく中国地方なのだと実感した次第です。
そんな中で登場した「TWO-RIVERS」は、フォークとは一線を画するJazzyな雰囲気と歌謡要素をもったユニットで、その独自性は、岡山の人達にも大いに受け入れられたのでした。
最後に写真の事です。このブログでアップしたライブでの写真は、プロの八木さんにノウハウを事前に教えていただき、私が撮影させていただいたものですが、ムズイですね、やはり(汗。
日々お仕事をさせていただいているカメラマンの方々が持つその技術に対して改めて敬意を払う必要があると実感しました。

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2008年03月07日

イシイ・アツコ新作銅版画展

Ishii Atsuko"TOMORROW, I'LL BE TOO LATE"毎年今頃に、パリでの制作活動の成果を日本にてお披露目を行うイシイ・アツコさん。昨年始めて"Personal Reality Show4"にてその作品を目の当たりにして、すっかりファンになったのですが、今年も甲子園球場の近くにあるギャラリーアライにて「イシイ・アツコ新作銅版画展」を行います。
送られてきたDMの作品は"TOMORROW, I'LL BE TOO LATE"(写真右)。彼女のユニークな作風を象徴した繊細な作品で、「是非すべての新作を見てみたいな」と思わせてくれます。

「イシイ・アツコ新作銅版画展」の詳細
会場:ギャラリーアライ
〒663-8176
西宮市甲子園六番町14-20
TEL・FAX 0798-42-2263
会期:2008.3.6(木)- 3.18(火)
開催時間:11:00 - 19:00
(3/12休廊 最終日17:00まで)

投稿者 applevenus : 09:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月11日

若冲の命日

20070910_sekihouji_02.jpg昨日は、我らが師伊藤若冲の命日でした。
彼のお墓がある
石峰寺 (せきほうじ)では、
毎年9月10日若冲忌拝観料無料、記念品有りなのです。
その石峰寺 (せきほうじ)の裏山には晩年の若冲が10年あまりをかけて作った五百羅漢があります。
当時の五百羅漢は若冲が磊落な筆法にて下絵を描き、石工に掘らせたもので釈迦誕生より涅槃に至るものを中心とし諸菩薩、羅漢を一山に安置したものだそうです。

若冲は、晩年隠棲者として石峰寺 (せきほうじ)の古庵に住み、米一斗に一画を報い、斗米翁として、寛政12年9月10日85歳の生涯を閉じたそうです。

投稿者 applevenus : 14:30 | コメント (0) | トラックバック

2007年07月12日

Ms.Sanna Annukka "北欧のフォークロアに、インスパイアされた色鮮やかさ"

20070712sanna_annukka.jpg一目見たときから気になっていた、フィンランド風フォークロアにインスパイアされたアーティスト
Ms.Sanna Annukk
(何と読むのでしょうか?御存知の方教えてください。)
の作品群はオーロラ的色彩センスに満ちあふれています。
と、いうのも彼女のバイオグラフィで、彼女が「地球上で最も好きな場所」と述べている幼少の時に彼女が良く訪れたというLaplandでの幼児体験が色濃く作品達に反映されており、
鮮やかで不思議な自然回帰的世界へ人々を誘います。

(右の写真は、Lapland州で見られるオーロラ。)

Lapland州で見られるオーロラ
なぜ、彼女の作風に見覚えがあったかというと今のイギリス音楽界若手では、圧倒的に支持されているKeane「キーン」のセカンドアルバム"Under the Iron Sea "icon
のアルバムジャケットが、Ms.Sanna Annukkaによって制作されたという経緯があるのですが、それを知らずに偶然Ms.Sanna Annukkaのサイトを尋ねた際、言い知れぬ既視感に襲われました。

そして、ポートフォリオを見ていくと、写真の"Under the Iron Sea "

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が、登場したというわけです。

それで、ここで何が言いたいかというと、このMs.Sanna Annukkaのホームページが、例えば、Vogue誌に掲載された彼女の記事をさり気なく載せたりとか、シンプルなのですがとても美しく、楽しいサイトであるということです。

そして、最近忘れてしまいがちですが、サイト制作を行う上で「美しく見せる」事を実現するその最善の方法が、Web Standardに準拠し、xhtml&cssを用いたものであるという初心を省みることが出来る、私自身にとっても大変有意義なサイトであるということです。

投稿者 applevenus : 21:43 | コメント (2) | トラックバック

2007年04月01日

Yes, I'm Here. I'm ok - Atsuko Ishii

Yes_I_am_here_I_am_ok.jpg本日(3月31日)フランスで活躍するアーティスト"イシイアツコ"女史の"Personal Reality Show4"が、行われている神戸海岸通りにある趣ある建造物「海岸ビルヂング」の3階にある"ギャラリーヴィー"へ行きました。
会場の様子はこちら
所謂神戸居留地の名残を色濃く残す天井の高い「海岸ビルヂング」の風情に"イシイアツコ"女史の作品群は何の違和感もなく馴染んでいました。
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そして、出会ったのが、写真の"Yes, I'm Here. I'm ok"でした。
縦8.5cm X 横5cmと云う小さな空間に"イシイアツコ"女史の宇宙観を感じる作品です。
お話をお伺いしていると、「フランスにてアーティスト同士の中で差別や疎外感を感じることは一切無いけれど、社会的生活を営む上では色々あるんですよ・・・」徹底した個人主義を貫くフランスの人たちの中で、活躍することは本当に大変なことだと思います。
一方で、「ある時カフェに行ったら"Brigitte Fontaine"がいたのよ、もうおばあさんだったけど、すごいオーラよね。」そーですよね、彼女は1940年生まれ(ジョン・レノンと同じ年ですね)だから今年で67歳ですものね。でも、そんな重鎮に会えるなんてやはりパリはすごいと絶句しました。思わず帰ってかの名作"Comme À La Radio"を繰り返し聞きました。
きっと色々パリでの生活はご苦労も多いと思いますが、是非すばらしい作品を今後とも創造し続けてください。今日は本当にありがとうございました。

投稿者 applevenus : 00:57 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月18日

京都国立博物館 京都御所障壁画を見に行く

houou_00.jpg一生のうち見れるか否かわからない
「京都御所障壁画」
今日が最後だったので行ってきました。
何でも、京都御所の現在の御殿の大部分は、嘉永7年(1854)の火災による焼失後、翌年の安政2年(1855)に造営されたものとの事です。そして、内部の障壁画は、当時のわが国絵画界を担っていた精鋭の絵師達が総動員されて描かれており、それらの作品群は「雅やか」と言う形容が正に相応しい、日本の美を奏でていました。
何より興味深かったのは、総勢97名の絵師達が結集した中で3割が御用絵師系、7割が町絵師系だったそうですが、その町絵師系の中で円山応挙を棟梁とする円山四条派の絵師達が37名と群を抜いて多かった点です。当時の京画壇の勢力図を見て取ることができます。同時に、改めて近世日本美術史における円山応挙の存在の大きさを思い知らされました。

sechukotirizu_00.jpg
何れにしても、当時の「最高のものを献上する」と言う絵師達の心意気が全体を通して強く感じられました。
例えばこの絵。私には、透き通った青空が木目に代わり見えました。

投稿者 applevenus : 18:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年11月11日

古美術の町、新門前通りを探索する

shinmonzen_00.jpg11月4日京都の新門前通りを探索する。丁度老舗の「思文閣」という古美術屋さんで、「思文閣大文化祭」というイベントを開催していたので、「日本美術の粋約1,000点を一堂に展示」という謳い文句にさそわれ様子を伺いに行きました。京都には、従兄弟がいるので昼飯は何か安くて旨いものを割り勘でと事前にお願いしていたのですが、まさしくベタなローカルのうどん屋さんへ連れてくれ、「都うどん」というメニューを頼んだところ、無茶旨い。しかも380円也。早速京都の懐の深さを思い知らされます。おまけに結局奢ってもらいました。ごちそうさまでした。そして、本題の「思文閣大文化祭」へ赴くのですが、これがまたすごい。

「値段お問合せ」(恐らくX千万円クラス)という作品群は、ガラスのショーケースの中で紹介されていましたが、それ以外の作品(何れも1千万円以下の商品です)は、伊藤若冲であろうが、横山大観であろうが、手に届く所で鑑賞することができこれまた大感激でした。さらに、スタンプラリーなるものを実施しており、新門前通り界隈の3会場、及び百万遍(京大の近所)1会場を全て網羅し、素敵な風呂敷をもらいました。
従兄弟の小学校2年生になる女の子も一緒につきあってくれたのですが、最初は「早く帰りたい」といってたのに絵を見始めると真顔になって作品群を楽しんでくれました。まさしく老若男女が楽しめる素晴らしいイベントだったとの感想を持ちました。

投稿者 applevenus : 11:35 | コメント (2) | トラックバック

2006年10月19日

愛の情:青松タクマ

愛の情:青松タクマ11月にポルトガルにて開催される、日本映画を特集した映画祭、「Nippon Koma」openArtから青松タクマ氏の作品「愛の情」が上映されることになりました。

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青松タクマ氏は、思考ノ喇叭社(思考ノ喇叭社インフォメーションはこちら)のオリジナルメンバー。現在拠点を東京へ移し活躍中です。今後とも「オリジナルである事」への彼が持つこだわりに注目して行きたいと思います。

投稿者 applevenus : 13:00 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月05日

そうだった、ロバート・メイプルソープ "Robert Mapplethorpe"だった

skull.jpg先日、浪速の文化サロンYodareへ行きこれからのビジョンのため、やはりブッシュ大統領へ平和の呼びかけとしてこういう展開をしなければ埒があかないと言う話になり、その時イメージは出ていたのだけど名前が出てこなかったのがこの人ロバート・メイプルソープ "Robert Mapplethorpe"です。この人の作品は、時代の倫理観に果敢に挑戦し賛否両論の中アートとしての位置づけを確立したという意味で偉大としか言いようがありません。

Yodareの火曜日店主はそう言った、頭の中にあるデータベースから気骨ある精神性を呼び起こしてくれる私にとっては希有な逸材です。そう言えば、このロバート・メイプルソープ "Robert Mapplethorpe"もニューヨークを拠点として活動してましたね。この度は、申し訳ない事でしたが、いつか実現したいと思っています。N.Y.C.

投稿者 applevenus : 19:12 | コメント (0) | トラックバック

2006年03月05日

初めて、唸った日本のサイト

yokohama_art.jpg日本のサイトでも、xhtml & cssを使ったサイトが増えてきていますが、これだ! と言うサイトがなかなかありませんでしたが、かの詩人 堀口 大学氏とも親交の深かった版画家 長谷川 潔氏について調べものをしていた時にその出会いはありました。

長谷川潔氏は、メゾティントや木版画などを中心とした版画家で、白昼に「神」を見ることが出来た、まさに選ばれた人でした。「写実を極めるとシュールになる」と言うことをずっと思ってきましたが、正にこの長谷川潔氏の作品は、よくあるギミックによるシュールレアリズムの作品を大きく引き離した純粋な超現実がそこにはあります。その繊細かつ崇高な彼の作品をホームページ上で、誰がどんな表現をしているのかを調べていると、横浜美術館のサイトに行き当たりました。そこで出会ったサイトは、xhtml & cssの持つ表現力を余すところなく発揮しており、今まで私が訪問した日本のサイトでは最高峰ではないか(素材の素晴らしさはおいても)と思われます。このように、xhtml & cssによる表現力の美しさが理解され然るべき使われ方がされているのを知り、今後のHP制作の大きな動機付けとなりました。

投稿者 applevenus : 10:21 | コメント (0)