]]>
RSS
 

Archive for the ‘music’ Category

「ドラマーズ・コンサート20」無事終了

25 5月

本日心配された雨も上がり、先日お知らせしていた「モンデンサウンドクリニック」による「ドラマーズ・コンサート20」が芦屋ルナホールにて無事終了しました。
速報と言うことで、息子の演奏した"An der schönen, blauen Donau"邦題 → 「美しく青きドナウ」(作曲:ヨハン・シュトラウス2世、編曲:門田 茂)の動画をアップロードしました。
息子と一緒に演奏して下さったTさん、一年間息子と私を鍛えてくださったO先生、また、昨年の秋合歓の郷合宿にてドラム道の厳しさを特別講師という立場で教えてくださった元「モンデンサウンドクリニック」門下生であり現在ドラムの講師として活躍されている広永鷹文さん、そして何よりもこの様な素晴らしい機会を与えてくださった門田 茂先生に厚く御礼をさせていただきたく存じます。

 
2 Comments

Posted in music

 

現在の自分に決して満足しないという気迫と情熱

17 5月

20080517_sonny_rollins_00.jpgコンサート会場内の明かりが点灯されたにもかかわらず、鳴りやまない満場の歓声。Sonny Rollinsと彼が率いる5人のメンバーは再び演奏を開始した。
コンサート終了を意味するライトアップの後にアンコールに応えるアーティストを見たのは今まで数多く行ったコンサートでも数えるほどだ。魂の籠もった緊張感溢れる演奏に大阪フェスティバルホールの観客が熱く応えた。
コンサートは、彼の最新作"Sonny, Please"の一曲目タイトル曲でもある"SONNY, PLEASE"から始まる。驚いたことに比較的アップテンポのこの曲でベーシストのBob Cranshawは1つの音を一定のリズムで約30分刻み続けた。この間バンドメンバー達はSonny Rollinsが探し求める音にインスパイヤーされ秀逸なアンサンブルを奏でる1つのバンドに集約されていく。
ドラマーのKobie Watkinsは、目が最初から最後まで真剣そのもの。一曲目の"Sonny, Please"のみマッチドグリップで演奏するが、それ以外の曲は全てレギュラーグリップでの演奏。そのレギュラーグリップのスティック捌きは美しく、まるでスネアドラムの上を羽が舞うようであった。私がこよなくSonny Rollinsを愛するのは彼がドラムとのアンサンブルをとても大切にするからなのだろうか?Sonny Rollinsが演奏したサックスの約四分の一は観客を向いてではなくドラマーであるKobie Watkinsを向いて吹かれていた。改めて教えられたような気がする。リズムとメロディーが見事に融和したときに真の調和が生まれると言うことを。
"Park Palace Parade"は、彼の最新作"Sonny, Please"に収録されたゆるいラテンナンバーだ。演奏されたこの曲には、達観した彼が持つ独自の境地を見出すことが出来た。
しかし、彼は言う「私は、自分自身に満足することがないんだ。」と。
Sonny Rollinsのテナーサックスは、いつも気迫と情熱をもって私達に語りかけてくれる。Jazzが、そしてひいては音楽が如何に尊いものであるかを。

 
No Comments

Posted in music

 

楽しみなSonny Rollins → 大阪フェスティバルホール

16 5月

20080516_sonny_rollins.jpg14歳の時に始めたドラム。考えてみればちょうど今年でドラムと出会って30年になります。昨年ドラムを習い始めたのは、将来のビジョンとして燻し銀の様な4ビートジャズを叩けるようになりたかったからでした。今まで、ダウンビートから始まってフュージョン系までずっとマッチドグリップで対応していましたが、4ビートジャズに関しては、レギュラーグリップ無しには埒があきません。どうせ、レギュラーグリップを始めるならば基本からと始めたのがドラムを習い始めた動機でした。
そして、今日ずっとあこがれ続けてきた今は亡き偉大なドラマー達Elvin Jones, Art Blakey, Max Roachなどと演奏を共にしてきた巨匠Sonny Rollinsが、今夜大阪フェスティバルホールで演奏します。しかもラッキーな事にチケットを購入したのが2日前の5月14日だったのに席は前から14列目のど真ん中!! 正直なところチケット入手してからずっと興奮状態が続いています。
以前Sonny Rollinsのコンサートを見たのは何時だったのだろう?確か大阪の万博公園で行われた1980年代前半だったように記憶している。その時のドラマーはAl Fosterだった。それだけは間違えない。今日は、誰を連れてくるのだろう?
Sonny Rollinsは今年で78歳。前回日本へ来た時「ラストツアー」と銘打っていたにもかかわらずの今回の来日。題して"I’m Back!!"
こんな楽しみなコンサートは、いったい何年ぶりだろうか?
必ずや、彼の健在ぶりを御報告させていただきたく思います。

 
No Comments

Posted in music

 

告知「ドラマーズ・コンサート20」2008/5/25(Sun)開催

12 5月

fumen1.jpg三日坊主だと言われるのがいやでこのブログでは黙ってましたが、ドラムを習っています。切っ掛けは長男が「ドラムを習いたい」と言い出し、彼が習い始めて暫くしてから見学へ行って以来です。ドラムを教えていただいているのは「モンデンサウンドクリニック」です。昨年の6月に始めたので、約1年が経とうとしています。
その「モンデンサウンドクリニック」が年に1度行うドラマーズ・コンサートが間もなく開催されます。奇しくも今回この「ドラマーズ・コンサート」は20回目を迎えます。20回目を記念して門田 茂先生が自らクラシックの楽曲をアレンジして生徒達が演奏するという企画となっています。私と長男も新参者ながら、出演させていただく予定となっており、それぞれが別の楽曲を2曲ずつドラムとパーカッションで演奏します。
ドラム・パーカッションに興味のある方は是非ご来場下さい。
「ドラマーズ・コンサート20」に関しての詳細は以下の通りです。
2008.5.25 Sun 開場12:00 開演12:30 ~(予定)
芦屋ルナホール(阪急芦屋川駅、JR芦屋駅より徒歩5分)
入場無料(要整理券)
 
主催 ナチュラル・ドラミング・スクール
協力 有限会社トム・プランニング
☆モンデン・サウンド・クリニックへのお問合せは、
TEL 0798-36-8702
e-mail : monden.s.c@lagoon.ocn.ne.jp
又は、
e-mail : applevenus@mac.com
まで、御連絡下さい。

 
No Comments

Posted in music

 

芳垣安洋×山本精一 ナンバジャズ in 京都

28 4月

20080427_Yasuhiro_Yoshigaki.jpg意識的になのか無意識なのか定かではないが、京都でのイベントに出かける機会が続く。
以前から従兄弟のS氏に誘われて楽しみにしていたこの「芳垣安洋×山本精一 ナンバジャズ」。
イベントが行われたのは、昨日で場所はCOCON KARASUMAという建物の3Fにある「『新しい美』『新しいヴィジョン』を提案する、今までにないアートスペース。」をコンセプトとしたshinbi-biのイベント会場(どちらかというとコンサート会場というよりはギャラリーです。)でした。
そのコンサート会場のステージ正面には、徐に、机の上に置かれた瓢箪。その上には、彼の鴨長明による方丈記の冒頭部分「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」このコンサートを象徴するかのようなオブジェ。
そして、そこに流れる空気は1970-80年代に京大西部講堂などにあった独特のあの雰囲気。それもそのはず、ギターの山本精一氏はあの伝説的なパンクバンドAunt Sally(西部講堂でのXTCライブ前座でした。)のPhewなどと活動するというキャリアの持ち主でもあるのです。
一方で、芳垣安洋氏は、山下洋輔氏、坂田明氏を始め巻上公一氏、カルメン・マキ氏等様々なミュージシャンと共演。その他、維新派、蜷川幸雄演出「マクベス」、文学座「アラビアンナイト」などの演劇や相米慎二、クリストファー・ドイルらの映画音楽制作にも携わるという多彩なキャリアを持った関西出身のドラマーです。
その二人が奏でる音楽は、勿論インプロヴィゼーションな訳ですが、特筆すべきなのは芳垣安洋氏のドラムを使って出せる音への試みでした。ドラムペダルのスプリングを引っ掻いて効果音にしてみたり、挙げ句の果てには自分のポケットから小銭を出してスネアドラムの上に置いてそのままスネアドラムをたたいてみたりと奇想天外な「ドラムで出せる音」への執念には負けました。
それにしても、やっぱり好きです。インプロヴィゼーション。
その時々の偶然性を味方とし、果敢に唯一無二の音を探し求めるインプロヴァイザー達。
芳垣安洋×山本精一両氏はこの夜二人が持つインプロヴァイザーとしての良質な音を熱く展開してくれました。
これからのスケジュールとして、5月にはフランスでの大友良英氏とのコンサートも決定しているようです。
両氏の益々の活躍を楽しみにしたいと思います。

 
No Comments

Posted in music