2008年11月14日12:24 PM
昨夜大阪城ホールにて行われた、The Whoの日本単独初コンサートを見に行った。コンサートが始まって、何曲目だったか定かではないが、Pete Townshend氏は、「もう年だからジャンプはしない。」と宣言した。斯くして、彼の専売特許であるジャンプ奏法を見ることが出来なかったのは非常に残念だった。
また、正直なところ技術的なトラブルが発生するなど、完璧なステージとは言い難い状況の中でコンサートは進行した。
しかし、そこは百戦錬磨のThe Whoである。
The Whoの根底に流れる反骨精神というのはどのような状況下であっても自らを乗り越えていくと言う事であると思い知らされた。
構成としては、過去のヒット曲を中心とした前半と、後半は彼のロックオペラTommyの中からのメドレーだった訳だが、技術的なトラブルに見舞われた前半とMy Generation
で決別。楽器を破壊することこそなかったが、(少し残念・・・)Pete Townshend氏はステージ上でツバを吐いて憮然とステージを立ち去る。
しかしながら、一変して再びステージに現れたThe Whoは、Pinball Wizardから始まりWe’re Not Gonna Take It
まで前半のジレンマを完全に払拭する素晴らしい演奏を見せてくれた。あれは、中学3年生だったのか、高校1年生だったのか?当時組んでいたMonoToneと言うバンドでWe’re Not Gonna Take It
を演奏していた私としては感涙に噎ばざるを得なかった。
Pete Townshend氏はジャンプをする事こそ無かったが、やはりThe WhoはThe Whoなのである。
これからも、どのような状況下であっても自らを乗り越えていくと言う反骨精神を私も持ち続けたい。
そんな勇気を与えられた素晴らしいコンサートだった。
ありがとう。The Who