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「人生は長い」 David Byrne at なんばhatch

25 1月

2009年1月25日10:03 PM

人生は長い ー もし貴方が閑居するなら
だから とどまって 行かないで ー なぜって私は消滅していくのだから
魂から魂へ ー 貴方と私の間に
私を拘束する ー しかしながら、私は依然として自由
David Byrne最新作
Everything That Happens Will Happen Today
に収録された
Life Is Longの歌詞より
先日1月23日なんばhatchにて行われたDavid Byrneのライブを見に行った。
近年稀に見る素晴らしいコンサートだった。
David Byrne氏による全体の中での調和を重視した絶妙な音量のギターカッティングとPaul Simon氏と最近長いツアーを共にし、ブラジルそして西アフリカのリズムに精通しているというドラマーGraham Hawthorne氏との阿吽の呼吸から生まれたリズムは怒濤のように観衆に押し寄せた。
この人のギターの凄まじいところは、どんなにアグレッシブでアバンギャルドなフレーズを演奏していても、全体のアンサンブルをより際立たせる役所をわきまえ徹するところにある。
心地よいギターの音量と音色のカッティングが打出すパーッカッシブなリズムはダンサー3名・コーラス3名を含めた彼を除く10名のパフォーマー達全員が表現するメロディー、リズムと一体化・融合し、そのアンサンブルは、それこそ「魂から魂へ」と呼ぶに相応しいものだった。
コンサートが終わって思った。
「最初から最後まで、本気で踊り続けたコンサートって何時以来だろう?もしかしたら、1979年の京都大学西部講堂以来だったのかも知れない。」と。
この日この場所にオーディエンスとして居合わせた人達は幸運な人たちだった。
David Byrne氏の本気を見抜いた人達だったのだ。
早くから会場へ行って前から4列目のど真中の席をキープしてくれたSさん。
最高のコンサートを最高の場所で見る事が出来た事に改めて感謝の意を伝えたい。

 
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