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St. Valentine’s DayとColdplay、そしてRockin’ Gallery & Bar Ramblers

16 2月

2009年2月16日10:16 PM

神戸・ワールド記念ホール今年のSt. Valentine’s Dayは、何の因果か野郎三名で神戸・ワールド記念ホールまでColdplayを見に行くという展開となった。面子は長男と遥々京都より馳せ参じた例によってSさん。
以前私が見に行った2006年のTwisted Logic Tour大阪公演は、今回の彼らの新譜"Viva la Vida or Death and All His Friends"に収録された"Lovers In Japan"と言う曲の歌詞にも「大阪の太陽」と歌われているぐらいだから余程印象に残るものだったのだろう。
その時は、4人とも豆粒程度にしか見る事が出来なかったので何とも言えなかったが、今回は前から20列目ぐらいだったので最初から最後まで彼らの一挙手一投足を具に、熱狂的な観客たちの中ではあったが、観る事が出来た。
なんと言っても4人が奏でる絶妙なコーラスによるハーモニーとChris Martin氏のウィットに富んだオーディエンスとの対話術によって、あの美しいメロディーラインを持った楽曲群を惜しみなく連発されると観客はひとたまりもなく佳境へ入りそこから降りてこなくなる。そんな魅力を余すところなく発揮した、この夜のColdplayだった。
通常ならば、これでお腹いっぱい、「ありがとうございましたー」と、なるところだがこの日は違った。前からこりゃ行けそうだなと目を付けていた北野坂のトルコ料理チャイダチュラさんで腹ごしらえ(うまかったー)をして先日2月12日にオープンしたてのRockin’ Gallery & Bar Ramblersへ向かった。
私と、長男だけならまだしも京都より飛び入りのマニアを連れての乱入。果たして太ミックさんはどのような攻略法を打出してくるか内心楽しみだった。
しかしながら、完敗である。
Carly SimonのバックでMick Jaggerがコーラスをしている楽曲を聞かせていただいていたあたりまでは余裕だった我々も、武道館で行われるはずだった幻のローリングストーンズ、コンサートチケットが出てきたあたりから分が悪くなってきた。
そして、トドメはやはり「ローリングストーンズは来なかった/西郷輝彦」と、言うシングル盤が出てきた時だった。「あれー、サンタナですかー?」などと言っていた私は、そのシングルを聞き進む間に徐々に顔面蒼白になって行く自分がわかった。最終的にリフレインで
ローリングストーンズ ジョンレノン サンタナ シカゴ
と、楽曲が盛り上がる頃には「なっ、なんだこれはー」と、三人で仰け反る他、術はなかった。
「御見逸れいたしましたー」と三人で声を合わせ、太ミック氏へ三人で最敬礼をしてRockin’ Gallery & Bar Ramblersを去ったのだった。
そして、三人で北野坂を帰途につきながら顔を合わせて「やばいな、Coldplayとんでもうたな」と、太ミック氏への畏怖の念を確認し合った、というところで落ちがついたのだった。

 
 

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