2009年10月10日5:43 AM
卓球大会が行われました。奇しくもそれは、今やっている仕事の一区切りとしてとても大切なタイミングで行われました。
卓球と、いうスポーツから皆さんは何を連想するのでしょう?私にとっての卓球は、中学・高校生の時に体育の時間が雨の際、ほぼ100%卓球をしていた事が鮮烈に頭に残っています。いつも始まる前は、皆口を揃えて「ショー」(訳すると、その当時の私達の勝手なスラングで、「しょうもなー」を省略したものでした。今的なニュアンスで言うと「うざー」ってな感じっすかね?)と、言っときながら、終わってみるとそこはかとなく和気藹藹としてしまう何とも摩訶不思議なものでした。
そして、実は私にはもう一つの卓球の鮮明な印象があります。いつの事だったかは定かではありませんが、家でゴロゴロしながらテレビの民放で放映されていた「卓球温泉」という映画を見るともなく見ていたらぐいぐいその物語の構成に引き込まれて行き、結局は「そう、そうなんだよね…」と、呟いていたと言うこれまた一風変わった感動を与えてくれました。おそらく、10年以上その映画を見ていませんし、しかも、一回きりしか見ていません。しかし、松坂慶子氏のその映画における一番の佳境での科白を今だその内容を覚えています。うろ覚えなのですが、こんな感じだったと思います。「卓球は、ラリーを続けるから楽しいの。ラリーが続くからお互いの心が通うんですよ。スマッシュは駄目。なぜってそこで続かなくなってしまうでしょ。そうすると心が通わなくなってしまうのです。」こんな感じだったと思います。
今回の卓球大会は、毎日机を並べて仕事をしている福建省福州から日本へ来て1年のプログラマーLさんが参加してくれました。彼は、学生時代に卓球をやっておりクラスの代表に選ばれた程の実力者という事だったので、どんな卓球をするか興味津々だったのですが、やはり最初はラリーを続ける事を重要視されているようでした。
必殺のスマッシュはいざという時に備えて、日頃はラリーを続けるという気持ちを大切にしたいと、そんな事を漠然と考えつつ楽しいひとときを過ごす事が出来ました。
皆さんおつかれさまでした。