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還暦まで残すところ十二支があと一回り【窮則変、変則通】

05 1月

2011年1月5日8:00 PM

あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。
さて、今年は卯年です。
そして、私はふと気がつくと還暦まで残すところ十二支があと一回りの年男です。
そんな年始に抱いた想いを以下綴らさせていただきます。
【禁煙】
昨年は、禁煙100%達成しました。
禁煙をすることにより、健康的な生活を送れるようになった事だけでなく、今までと違った変化が自分の中にもたらされたように思います。
それは些細なことかも知れませんが、気分転換の方法を上手に考えることが出来るようになったということです。
熟々思いますが、人生何があるか判りません。
日々やってくる様々な出来事に、一喜一憂するのは誰しもが、
人である限り同じだと思います。
随分昔のことですが、加州T製薬の長をされていた方が「喜びを感じたときに嗜む煙草は良いらしいですね。」と、言われていました。医学的根拠は定かではありませんが、何となくニュアンス的にはわかるような気がします。
その事を頭の片隅に置きながら、しかし、実際には日々容赦なくやってくる憂いにストレスを感じたときに煙草をやたら吸っていたことを今にして思い出します。これは、良くない悪循環です。「こんなに悪いことが大量に且つ継続的に起こって良いものなのか?」と現実を疑うような時はそれこそ四六時中手煙草を放すことが出来ません。
ストレスの増加と正比例して喫煙量が増える。この様に自らが嵌ってしまっている負の連鎖を客観的に見る事が出来るようになれば、それは色々な悪循環を断ち切る入口だと思います。
この悪循環を断ち切る方法は、発想の転換につきると断言できます。そしてその具体的な方法とは実は日常の生活に多く潜んでいると私の場合は感じています。
私の場合は、例えば、感情的な事が入る隙のない様なきわめて事務的な作業をすることが気分転換になります。その他に結構効果が大きいのが、散歩をする事です。特に散歩をすると脳の中に鬱積していた血液が全身に巡り、良い気が酸素とともに体に入り、拘りや、蟠りといった重いものが二酸化炭素とともに外へ出て行きます。あと、部屋を片付ける、机の上を片付ける、所謂、整理整頓は煮詰まった頭の中を前へ進めて行くためには必須の行動です。
何を禁煙如きで、大層な事をとお思いかも分かりませんが、これらの方法は私が禁煙を実現をするために実行した具体的な方法です。
そのプロセスの中で、感じたのは「気分転換をする」と言う事に対して自分が意識的ではないときは、何だか簡単な事のように思うのですが、いざ自ら実行しようとすると、とても頭を使い創意工夫が無いとできないと言う事実でした。
そういえば、これと同じ発想で、飲酒についてもストレスに起因する所謂「やけ酒」的な飲み方もしなくなりました。
問題は、楽しい時に調子に乗って飲み過ぎてしまう事ですね(汗
これに関しては、昔から言われている如く「酒は飲んでも酒に飲まれるな」を心するしかありません。
今年も、この「気分の切り替え」を上手く活用して、禁煙のみならず、人生自体を前向きで肯定的なものにして行きます。
【窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず】
窮則変、変則通
『易経』とは古代中国の哲学と宇宙観の集大成ですが、この『易経』によると、「事態がどん詰まりの状態にまで進むと、そこで必ず情勢の変化が起こり、変化が起こると、そこからまた新しい展開が始まる」そして、この事は「人間世界を貫く不変の法則だ」と、言うのです。
とても深遠な哲学のように聞こえもしますし、「何を当たり前の事を言っているの?」という捉え方をする事もできるように思います。
しかしながら、この歳になると流石に「何を当たり前の事を言っているの?」と言う解釈ではなく、「いやはや、究極の真理だな!!」との想いが強いです。
いずれにしても、世界に於ける日本の立場、そして、日本に於ける政治・経済が厳しい状況下にある事は今年もそしてこれから先数年、今の現状を見る限り、間違えありません。しかしながら、どのような状況下でも自暴自棄にならず冷静に状況の変化を見つめて行きます。
ただその際に、どのような状況が訪れようと、自己研鑽を怠らず、為すべき事を為し満を持するようにします。
今年は以上のように「日々の前向きな姿勢」と、還暦までのあと一回りの十二支を視野に入れた「大局的なものの見方」を心がける事により、情勢の変化に応じた新しい活路を見出して行きます。
本年も何卒宜しくお願いいたします。

 
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