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コロムビアのプライド グラフォノーラ 1952年製

26 12月

2011年12月26日12:38 PM

コロムビア グラフォノーラ 1952年製昨日12月25日柳宗理氏が96歳で亡くなられました。

柳宗理氏は民芸運動の中心人物であった柳宗悦氏のご子息であり、日本の工業デザイナーの草分け的な存在です。
工業デザイナーの重鎮である事実は存じていましたが、そのデザインの中に日本コロムビアのレコードプレイヤーが含まれていたことは、本日柳宗理氏の経歴を再確認させていただくまでは知りませんでした。

また、恥ずかしながら、その昔レコードは熱心に聞きましたが、日本コロムビアと言う会社が電蓄生産をしていた会社であったという事実を今年日本コロムビアで仕事をされていた方のお話しをお伺いするまで知りませんでした。

そして、世の中には、筋金入りのコレクターの方が存在しています。
検索をしていくと浪漫紀行というブログで、柳宗理氏がデザインされた「コロムビア グラフォノーラ 1952年製」という同氏が1950年、柳宗理デザイン研究所を開設直後、第1回新日本工業デザインコンクールに出品し第1席「レコードプレイヤー」となった所謂「電蓄」(電気蓄音機)が紹介されています。(「コロムビア グラフォノーラ 1952年製」の写真はこの浪漫紀行のものを使用させていただいております)

きっとこの浪漫紀行への投稿「コロムビア グラフォノーラ 1952年製」上で”Let It Be”のオリジナルシングルを再生したものを動画上で聴くことがなければ、この投稿を行う事は無かったと思います。
デジタルの音に慣れてしまった私の耳に嘗て聴いたレコードの音色はノスタルジックと言う感傷的な次元を超えた言い知れぬ心地よさを感じてしまいます。

音のデジタル化は、決してそれが退化だとは思っていませんが、あのアナログ音の心地よさを果たしてデジタルの音が凌駕できるのか?と、素朴な疑問を持つ今日この頃です。

 
 

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