2006年2月9日10:32 PM
Applevenus Media Projectでは、ウェブスタンダードに準拠する事により、Web上を徘徊するクローラ(Web検索ロボット)が、HTMLのコーディングが文法的に正しいか否かによりそのページを評価しているという事を仮説として、ホームページ制作を進めてきました。現時点でにおいては、一切の無料で行えるSEO対策は行っていません。出来うる限り正しい文法(根拠はW3Cの文法チェッカーにより、完全に準拠しているとは言えません)で、作成した各ページをまずは、自分のドメインで検索した結果は次の様なものでした。
検証結果”applevenus.jpn.org”にて検索した場合
Google検索
左の図は、まずグーグルにてドメインをそのまま入力して検索した結果です。
表示されているのは・・・
- まずは、やはりtitleのタグ部分
- 次に、h1の見出し部分
- そして、その後のpのタグ部分
(pで指定した画像のalt属性も表示されている) - そして、よくわからないのが、Googleは、
このURIについて下記の情報を表示できますという部分
URIについて表示される情報が、どの部分を参照してなされているかが興味深い所です。他のサイトでも検証しましたが、どうやらドメインの部分を入れて検索すると自動的に表示されるようです。
Yahoo検索
左の図は、ヤフーにてドメインをそのまま入力して検索した結果です。
表示されているのは・・・
- 画面の都合上割愛しているが、
実際には、2ページにわたり17項目が表示される - トップに表示されるのは、やはりtitleのタグの内容
- 次に、最初のh1タグの内容
- 2番目に登場するのは、なぜかサイト内のウェブログのtitleのダグ内容
- その内容は、ウェブログの最新エントリー
- 3〜5番目が、サイト内の各ページのtitleとh1
- そして、6番目がウェブログのアーカイブ
- その後は、アーカイブから古いエントリーの表示
と、このような内容で表示されています。
まず、グーグルとのアルゴリズムの違いに
驚かされます。
各論的には、pタグをトップ表示で
読んでいないこと、
ウェブログの内容が積極的に反映される事等です。
検証結果
何分最初の検証なので、わからない事だらけですが、
まずは、少なくとも、metaでkeywordsおよびdescriptionなどの設定をしなくても、ドメインを検索キーワードとして入力する限りは、検索エンジンに引っかかるという単純な事実です。それが、正しい文法によるものかどうかは微妙です。なぜなら、ウェブログの部分はW3Cの文法チェッカーでチェックするとエラーになっているのですが、ヤフーの検索では、2番目に出てきている訳ですから、それがすべてではないという事は言えると思います。しかしながら、この部分に関しては、もう少しテストケースを増やさないと事実関係はわからないと思います。
何れにしても、今誰もが興味のあるヤフー及びグーグルのアルゴリズムについての検証一回目は興味深い内容でした。今後も様々な形で、検証を行っていきたいと思います。