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Archive for the ‘music’ Category

打ちのめされる David Byrne and Brian Eno 新作

21 10月

このように打ちのめされるなら、本望である。
これだけ、腑抜けで、腰抜けで、メロメロになったのは何時以来だろう?
きっと、Talking Headsの二作目の
"More Songs About Buildings And Food"iconで、はじめてラスト曲"The Big Country"を聴いて以来の感動だろう。
David Byrne and Brian Eno新作が30年ぶりに届けられた。そのタイトルは、"Everything That Happens Will Happen Today"
なるほど、"More Songs About Buildings And Food"が発表されたのが、1978年だからDavid Byrne and Brian Eno両氏が、コラボをはじめてちょうど30年だ。
30年という年月を経て、こんなに素晴らしい作品を届けてくれるなんて・・・
世の中まだまだ捨てたものではない。
生きていて良かった。

 
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とどのつまり、私達は普通の人達である

16 9月

ピンクフロイド Pink Floydのリチャード・ライト氏 Mr.Richard Wrightが奇しくも9月15日の満月の日に65歳で亡くなった。
17年前のハワイでの皆既日食の際、そのクライマックスでハワイのFM局"KPOI 105.9"が選択したのはリチャード・ライト氏 Mr.Richard Wrightが作曲した"The Great Gig In The Sky"だった。
私の人生の中で彼が作曲した"Us, and them"の中にある
Us, and them
And after all we are only ordinary men.
私達と彼ら
そして、とどのつまり、私達は普通の人達である
With, without.
And who will deny its what the fightings all about?
共にする、共にしない
そして、誰がそれを否定するのだろう、その事が確執の全てであると言うことを
という箇所は、頭の中に常に存在するメッセージでもある。
合掌

 
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天王寺想い出通り 大塚まさじ

01 9月

iTuneで「昼の月・夜の魚」と云う大塚まさじ氏のベストCDを読み込むとジャンルはBluesに振り分けられた。その瞬間釈然としない想いを抱いたが、先日の阿倍野区民センターで行われたライブでの「天王寺想い出通り」を思い出し、やはりブルースだなと変に納得した。
「昼の月・夜の魚」に収録された細野晴臣氏によって編曲された「天王寺想い出通り」も当然のことながら素晴らしいのだが、アコースティックギター一本で、しかも、ほぼ現場の阿倍野で演奏された「天王寺想い出通り」は、リアルだった。

 
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ゆめみたか 〜愛は歌 田川 律〜

28 8月

30年間怒りという感情を持たないと言うことが出来るだろうか?
「せやな、もう、かれこれ30年は怒る言うことはあらへんかったなー」
これは、映画監督である伊勢 真一氏が田川 律さんを音楽ドキュメンタリーと云う視点でフィルムに納めた「ゆめみたか 〜愛は歌 田川 律〜」の中に出てくる田川 律さんの生の言葉である。この実直な発言が田川 律さんと云う人の人柄を全て物語っている。これを麻痺した戦略家と云うのだろうか?むしろ孫子「兵法」の極みを私はそこに垣間見る。
先日、大阪の阿倍野区民センターで行われた「ヒューマンドキュメンタリー映画祭<阿倍野>」の一環として関西初上映となった「ゆめみたか 〜愛は歌 田川 律〜」は、その様な田川 律さんの本来の姿と共に、今まで謎だった事もあからさまに田川さんご本人が吐露されている。その中でも印象的だったのは辣腕音楽評論家であった田川さん(田川さんはあのニューミュージックマガジン創刊に参加されている)が、なぜ舞台監督という仕事に専念されるようになったかというその理由として「どないしたかって偉そうになってしまうやろ。評論するいうことは・・・」と述べられている。これは、頗る考えさせられる発言だった。そして、この映画でのクライマックスで「どないや、考えてみ」とイマジンという単語を日本語にそして、田川さん自身の言葉にしてしまった場面では田川 律さんという人となりを確かにそこに見た。
その後、長きにわたり共に活動されている大塚 まさじ氏とのミニライブが行われ、大塚 まさじ氏の楽曲と共に同氏と田川さんが協働で創られた楽曲を演奏。(ビデオは、金子 マリ氏も歌った「うた」という楽曲で、今回の田川さんの映画に於けるメインテーマ的な曲でもある)
次回の「ゆめみたか 〜愛は歌 田川 律〜」上映予定は以下の通り。
9月10日(水)
大阪市森之宮・大阪青少年会館プラットホーム
大阪市中央区森ノ宮中央2-13-33
 
14:00~ 第一回上映
18:30~ 第二回上映/トーク(田川律、大塚まさじ、伊勢真一)/ライブ(大塚まさじ)
前売 1,300円
当日 1,500円
問合せ 03-3405-9455(いせFILM)

 
 

"Dona nobis pacem"

06 8月

"Dona nobis pacem"とは、ラテン語で英訳すると"Give us peace"
日本語では「平和を我らに」だろうか?
そして、"Dona nobis pacem"とはローマ・カトリック教会のミサ曲を構成する楽章の一部であった"Agnus Dei"(同じくラテン語で英訳すると"Lamb of God"つまり「イエス」のこと)の元々一環であったが、それをJ.S.バッハがミサ曲 ロ短調 (BWV 232) の最終楽曲として独立させた楽曲のタイトルでもある。
「平和を我らに」
原爆記念日である今日、
私達日本人にとってこれほど切実に冀求すべきスローガンは他に考え及ばない。
しかし、現実はどうだろうか?
"Freeze Nukes"「核廃絶」, "Total Disarmament"「完全武装解除」などと言う言葉が空虚な絵空事と成り果ててしまっているこの現況を憂い、知恵を持って「平和を我らに」と世界へ対して絶対平和を訴え続けなければならないのは唯一の被爆国である私達日本人であることは間違いない。