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"Google ブック検索"が、気になってしょうがない

08 7月

2007年7月8日2:43 AM

 先日、その正体を顕わにした"Google ブック検索"が、その著作権のあり方も含め気になって仕様がありません。そこで、作家の方々が、どのように活用をされているのか?或いは、どのように活用されていくのか?この疑問を検証してみました。
「限りなく透明に近いブルー」を検索
そうすると、「限りなく透明に近いブルー: Almost Transparent Blue 英文版」が、登場します。
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限りなく透明に近いブルー …
部分プレビューの書籍を検索 – この書籍について
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の"この書籍について"の部分をクリックすると、
限りなく透明に近いブルー: Almost Transparent Blue 英文版 著者: Ryū Murakami
が、現れます。そして、見慣れないブックカバー?の写真をクリックすると・・・
「限りなく透明に近いブルー: Almost Transparent Blue 英文版」のブックカバーには、英語で「芥川賞受賞作品」「日本的『クロックワークオレンジ』と『異邦人』の混合作品」と紹介されています。
 そして、その内容は、「一部のページはこの書籍のプレビューにはふくまれていません。」となっており書籍内容が中抜きになっているのでした。
 しかし、立ち読み?するには、十分上のボリュームではないかと思います。(一日がかりか???それは、もはや立ち読みとは言わないと思いますが。。。)
また、何より強力なのは、本の内容が、表示されているページ内で全文検索が可能であることです。
 ここが、ポイントだと思われるのが、"出版社の情報"として、「出版社: Kodansha International許可を受けてページを表示しています」となっているところです。


この一例だけを見て、その全容を知ることが出来るなどとは夢にも思いませんが、この"Google ブック検索"が、著作権を尊重し、著作物を紹介することによりビジネスとしてインターネット上の書籍販売に大きく貢献し、マーケットが最大限に活性化することは間違えのないところではないかと思います。
それにもまして、やはりGoogleさんが"Google ブック検索"を通じて、狙っているところは「国境を越えた文化的貢献」という壮大なビジョンであることを感じますし、そのスケールの雄大さに敬愛の念を禁じ得ません。

 
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