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編集工学

12 1月

2006年1月12日9:23 PM

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ここ数年とにかく、コンピュータ関連書籍しか読まない日々が続いていた訳ですが、最近久々に中西 礼氏の小説を読む機会があり、何故かそれをきっかに忘却の彼方に眠っていた何かが目覚めたようです。キーワードは稲垣足穂でした。三島由紀夫に多大な影響を与えたというこの稲垣足穂の小説を青春時代に読みあさった事が突如フラッシュバックのように今に蘇ったのです。
そして、稲垣足穂でグーグル検索をかけると、なんとかの松岡正剛氏がレビューを書いているではないですか!?松岡正剛氏と言えば、これもまた青春時代に読みあさった”遊”と云う雑誌の編集長をやっていた人ですが、もう現在彼が何をしているかなどは全く知る術も有りませんでした。しかしながら、なんとかれは1982年松岡正剛事務所設立以降、自分の人生を果敢に編集し続けていたのでした。


現在の彼は、編集工学研究所という所で取締役所長という立場のようです。
会社概要には
編集は、遊び、対話、不足から生まれる
生命に学ぶ
編集の起源は生命情報の編集にはじまっている。精妙かつ複雑な生命活動は、エディトリアル・エンジニアリングにとって格好の研究課題である。
歴史を展く
歴史のなかに潜む驚くような編集モデル。そこからさまざまな情報編集技術を取りだし、経済と文化をつなぐための活用法を多面的に開発している。
文化に遊ぶ
遊びにこそ編集の本質がある。編集技術の進化のプロセスをたどるために、芸能や芸術の表現に遊び、名人と語り、達人の極意を学ぶことを重視する。
と、ありました。
昔から、この人は花崗岩とかそういうのに興味を寄せる人だったので、私的には尊敬というか畏怖の念を抱いていたのですが、ここへ来て、日本文化を担う重鎮になっておられるのを知り頗る愉快な思いをした次第です。

 

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