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Archive for the ‘music’ Category

おもろかった「おとなのバンド大賞」大阪予選会

20 10月

CABO Live at Billbord Live Osaka先日10月18日に行われた、日本経済新聞主催の「日経大人のバンド大賞」大阪予選会へCABOとして出演してきました。
いや〜 結論から言うと、頗る楽しかったです。
語感的には、「おもろかったわぁ〜」の方がしっくりくる感じです。
そして、CABOの三年目の活動を締め括るのにふさわしい場になったと思います。(CABOの最初のリハーサルは2006年12月21日「大阪梅田エムフォースタジオ」でした。)
残念ながら、賞取りには及びませんでしたが、傾向として賞を獲得したバンドがオリジナル曲を演奏していたこと、そして、今年が初トライではない等の共通点があることも参考になりました。
何よりも今年は、芦屋の老舗ジャズライブハウスLeft Aloneさんから始まって、恒例のえもしライブは勿論、江坂ミューズさんVaritさんでの「おやじバンド」対バン企画への出演、芦屋川の桜祭りでの数え切れない人々の前での演奏、ネオ・ロマネスク様式の大正ロマンを感じさせる未だにこの美しい文化的価値がある建物を取り壊すことが信じられないダイビルにあった「大阪銘品喫茶 大大阪」での初めてカホン(Cajón)を用いたmakotoが抱いた構想であるところのストリート・ライブに近かったライブ、超地元の芦屋BLUE MICEさんでの気心の知れたライブ(Blue Miceの店長青山さんは御夫婦で熾烈な抽選競争を勝ち抜いてBillbord Live OsakaへCABOの応援に駆けつけて下さいました。ありがとうございました。)、そして、その締めくくりとして、Billbord Liveさんでのパフォーマンスを実現できたことは、大変喜ばしいことであったと同時に、これらのパフォーマンスを実現できるまでの過程においてそこに存在する、人と人との繋がりの妙を感じざるを得ませんでした。
そして、その一つ一つのパフォーマンスを実現する機会を与えて下さった方々、そして、何よりも出演した際に応援を下さった皆様へ改めて心より感謝をする次第です。
皆さん本当にありがとうございました。
そして、これから、今までもそうであったように、あくまでも自然体でよく寝かされた良質のワインのように芳醇なサウンドを時間をかけて創造していきます。
これからも、CABOを宜しくお願いします。

 
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CABO「日経大人のバンド大賞」大阪予選会へ出場

01 10月

20090919_cabo_varit.jpg
皆様のお陰で、makoto, sanco, haruyukiの三人による音楽ユニットcaboが、この度10月18日Billbord Live Osakaで行われる日本経済新聞主催の「日経大人のバンド大賞」大阪予選会へ出場する事となりました。
入場料は下記の通り無料です。御時間の許す方はお誘い合わせの上、是非応援にいらして下さい。
よろしくお願いいたします。
詳細は、次の通りです。
平成21年10月18日 日曜日
16:00-19:30
(開場15:30)
ビルボードライブ大阪
大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B2F
入場料:無料 (別途、ドリンク代500円(消費税込)が必要です。)
◆お申し込み方法:こちらのお申し込み画面からお手続きください。お一人様1回の申込みにつき2名様までお申込みいただけます。
◆当選発表:各会場ごとに、それぞれの応募締切日まで受付を行います。締め切りの後、応募多数の場合は抽選のうえ、当選者へ入場券をEメールにて送付いたします。(別途、落選の方へもその旨をEメールにてお知らせいたします。)
とにかく、気合いを入れて臨んできます。

 
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それをつかみ取りシェイクしなければロックじゃない

27 9月

patti_pic.jpg先日、映画『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ / patti smith : dream of life』を見に行きました。
思い返せば、彼女程実像がつかめない人はいなかったのではないかと思います。あのエキセントリックなイメージからして、どんなに怖い人なのかとずっと思っていました。従って、この映画を見る前はきっと取って食われるような映画なんだろうなと少しビビっていたのは事実です。
彼女が生み出した音楽に関しては、1975年のデビューアルバムHorses(彼のMr. John Caleが、プロデュースを行った!!!)からかれこれ30年以上聞き続けて来た訳ですが、絶対彼女の私生活とか想像することが出来なかったのです。
それで、映画を見る前に今一度念のため彼女についてWikipediaで復習をしたのでした。すると思わぬ事実が… 彼女が高校2年生の時に彼女はクラスの道化師に投票で選ばれたというのです。
とにかく、何をどうつなげても訳が分からず頭の中が混乱した状態で映画を見に行きました。しかしながら、それらの無秩序はまるでカオスの語源である「宇宙が発生する以前のすべてが混沌としている状態」が、さも当然であるがごとく時空を平気で超えて一つに融合して行くのでした。(あるいはそれはゼロという概念なのかも知れません。映画の中で、ゼロという偉大な数字の概念を見いだしたメソポタミア文明を彼女が讃える場面からもそのような連想をしてしまいますが…)
この映画『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ / patti smith : dream of life』では、大量殺戮を悪とし、George W. Bush(Ms. Patti SmithはGeorge W. Bushと同い年)を糾弾する彼女はまるで般若の如く憤怒し、「私のことロックイコンだとか、持ち上げるのよ恥ずかしいったらありゃしない…」と、はにかみ、下ねたで笑いを取るお笑い芸人としての一面を披露し、ロバート・メイプルソープ "Robert Mapplethorpe"が撮影したというオノ・ヨーコ氏に多大に影響を受けたと思われる彼女自身がパフォームする前衛ダンスを感慨深げに見入る、これら全ての要素が、一つの完璧な円を描きPatti Smithを表現してくれました。
そして、何よりも彼女が、ビート文学の立役者でもあるMr. Allen Ginsbergの詩を朗読する場面では文学が超えられない障壁を超越したその瞬間を見ることができました。
文学は、一面においてはロック等足下に及ばない程円熟しており過激で前衛的でした。その要素を「えっ?何で?これロックにしちゃだめ?」そこで生まれたのがパンク(厳密にはニューヨーク・パンク)だった訳です。そうなのです「それをつかみ取りシェイクしなければロックじゃない!!」この発想こそ正に私の中ではパンクなのです。
前置きが超長くなってしまいました。
何の因果か、そんなMs. Patti Smithが作詞し、ブルース・スプリングスティーン大先生が作曲された"Because the Night"を演奏する機会に恵まれたことにひたすら感謝する次第です。

 
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あらゆる尊厳は考えると言うことにある

26 9月

「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦に過ぎない。しかしそれは考える葦である。」
-パスカル
確かに、我々が立ち上がらなければならないのは「考える」というところからかも知れません。同じく、パスカルが主張している「だから我々のあらゆる尊厳は考えると言うことにある。」に関しても、なるほどごもっともと、共感を覚えます。
ユダヤ教徒とキリスト教徒という古い笑い話があります。それは、次のような内容です。
キリスト教徒が、ユダヤ教徒の出したややこしい微妙な問題に答えているうちに、相手の禿頭をぴしゃりと音のするほど掌で叩き、今の音は何から出たか?掌からからか?それとも禿頭からか?と質問をし出したという話です。この様にして信仰を巡る議論が、新しい解決不可能な問題に取って代わられたと言うどこかに既視感を覚えるものです。
考えるに、人々の議論とはこの例えにも在る如く、往々にして縁もゆかりもない様々な対象にすっかり取って代わられてしまうものです。
その様なことに悉く心を痛めていては幾ら身体があっても足りません。
理解出来るのは解決不可能な取るに足らない問題に足を突っ込んで居ても埒が明かないと言う事です。
「然るべき問題点を解決し、改善していく事により、より質の高い領域に到達する。」この様に肯定的な生産性にしか興味を覚えなくなってきたと感じる今日この頃です。
先日CABO三年目の活動エピローグになると思っていた(実は違ったぁ〜 その件に関しては別の機会に…)9月19日神戸Varitに於けるライブでのWith Or Without Youの演奏と昨年(約一年前)芦屋レフトアローンで演奏したWith Or Without Youを比較してそんな事を確信しました。

 
 

CABO Live At Blue Mice 芦屋

06 9月


前回のエントリーで御紹介したように、Caboが、先日8月29日芦屋市にあるBlue Miceと言うハコでライブを行いました。今年の5月10日に神戸のライブハウスVaritでの対バン企画へ出演して以来のライブでした。
2006年に始動したCaboは、3年目の活動を間もなく終えようとしています。3年目の活動の締めくくりが、来る9月19日19:30より、神戸のライブハウスVaritで行われる同じく対バン企画への出演になるのかは現時点では未定です。
1度でも、バンドといわれる幾人かの集団の中で音楽活動をされた方ならば、理解いただけるかと思いますが、同じメンバーで長期間活動を継続することはとても困難なことです。継続していくことが出来ないその理由は千差万別ですし、1つとして同じ事例はないと思います。
その事を考えた時、この3年間Caboの活動の場を与えてくださった方々、ライブに来て下さって応援いただいた方々、そして、何時も前向きに「やろう」と支えてくれたメンバーのSancoと、Makotoのご両人に一言で感謝という言葉で片付ける事が出来ない謝意を思わずに居られません。
何時も心の中でその様に想いながら、日頃は、中々ちゃんと表現出来ずにいるのでこの場で表明し、同時に今後も音楽道にそして、Caboの活動に精進していくことを決意します。

と、あまりに大それたことを言っても実現できなければ意味がないので、それは長期的なビジョンと言う事で、先ずは、現実的に可能な目標(これが即ち肩の力が抜けた音だったわけですが…)に関しては、そこそこ良いところを達成できました。繰り返しになりますが、これも、偏にSancoと、Makotoのご両人の協力によるものでした。そしてまた、一方ではMakotoも指摘しているように三者三様の課題も見えてきました。
色々あったけれど、気付いてみればこの様に、当たり前のことかも知れませんが、三人でアンサンブルを重ねる毎に、目前の課題を改善し別の次元で、新たに課題を見つけてはまた改善していくと言うことをこの3年間繰り返してきたんだなと、今までの経緯に想いを馳せる次第です。
筆末にはなりますが、当日ライブへいらしていただいた皆様、Blue Miceでの演奏の機会をいただきました青山さん、そしてライブの撮影をして下さった佐伯さん、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 
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