昨日、鬱積した憂いを払拭するがのごとく、皇后陛下も御覧になった竹橋にある東京国立近代美術館にて開催されている「ゴーギャン展」を見に行きました。
ゴーギャンについての私自身の知識は皆無に等しかったのでこの機会に彼の生涯を詳しく知りたいという知的好奇心がこの展覧会へ行く1つの動機付けでした。
彼の事をそんなに知りもせずに、何故私はゴーギャン展に惹かれたのでしょうか?
それは、何と言ってもヴィンセント・ヴァン・ゴッホとたった二ヶ月ではありましたが、「黄色い家」で同棲していたと言う事実があったことに他なりません。ゴッホ自身の表現を借りると、「彼の情熱は彼自身を遙かに超越している」と、言う事になります。あのヴィンセント・ヴァン・ゴッホをして、この様に言わしめたことが強烈な印象として、頭の片隅に残っていました。
そのゴッホの表現の如く、やはり、ゴーギャンは生涯を通して表現する事への圧倒的な情熱を持ち続けたことを思い知りました。
今回この展覧会でのメインテーマでもあり、上記の作品の画題でもあるゴーギャンによる言葉
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
は、物心ついたときから潜在的に、私自身が、自分へ問いかけ続けてきた言葉でもあります。
久し振りに旧友に会ったかの如くこの言葉を思い起こし、ああ本当は、自分はこのようなスケールの大きな事を考える人だったんだと、あまりに小心者に成り果てた自分自身を宇宙の果てから眺めているようなそんな雄大な気持にゴーギャンの作品群はさせてくれました。
何にせよ、気分転換の大切さを知り、そして、その効能を満喫できた秋晴れの一日でした。
Archive for 9月 7th, 2009
ゴーギャン展
07
9月
