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Archive for the ‘Art’ Category

平成27年 新年所感 廓然無聖

15 1月

皆様改めまして、あけましておめでとうございます。

今年も松の内と言う事で、新年所感を述べさせていただきたく存じます。

幸いにも、大晦日から新年にかけて京都の龍安寺内にある大珠院にて、除夜の鐘を聴きながら年越し座禅させていただきました。

大珠院

大珠院

小雨 → 風 → 星空
雄大な自然の動きを感じ聴き取ることが出来た座禅でした。

年が明けて、龍安寺の池(鏡容池)に照らされた月の明かりと水面に映し出された風景は平安貴族の人達が見ていた景色と寸分違わぬであろう雅やかな趣でした。

自然と言うのは、やはり偉大だと感じる事が出来ました。
未来へ向けて自然回帰を目指したいと、改めてあるべき姿を認識出来た座禅でした。

今年も変わらず自然体で在る事が出来ればと存じます。

皆様、本年も、引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。

 

あなたもエレガントなタッセル作りをしてみませんか?

03 12月
Art Fiber Endo タッセル教室

Art Fiber Endo タッセル教室

ホームページ制作のお手伝いをさせていただいている京都のArt Fiber Endoさんのリニューアルホームページローンチから約1ヶ月が経ち、商品登録数も日々増え続けているようです。

Art Fiber Endoさんは知る人ぞ知る京都の老舗ライブハウス「拾得(じっとく)」からスキップで20秒ほどの所、アバウトな位置としては京都御所の西、二条城の北あたりにある刺繍・織・編用素材専門店です。

Art Fiber Endoさんでは、貴婦人の方々の間で静かな人気を誇るタッセルの素材の提供から作り方教室まで、トータルに力を入れておられます。特に人気の高いタッセル教室は毎回大盛況です。あなたも、是非Art Fiber Endoさんで「タッセル教室」を受講されては如何でしょうか?(人気教室なので、直近の12月11日分は締め切られているようです。次の機会をお待ち下さい。)

 

ゴーギャン展

07 9月

2009090700_Paul_Gauguin.jpg昨日、鬱積した憂いを払拭するがのごとく、皇后陛下も御覧になった竹橋にある東京国立近代美術館にて開催されている「ゴーギャン展」を見に行きました。
ゴーギャンについての私自身の知識は皆無に等しかったのでこの機会に彼の生涯を詳しく知りたいという知的好奇心がこの展覧会へ行く1つの動機付けでした。
彼の事をそんなに知りもせずに、何故私はゴーギャン展に惹かれたのでしょうか?
それは、何と言ってもヴィンセント・ヴァン・ゴッホとたった二ヶ月ではありましたが、「黄色い家」で同棲していたと言う事実があったことに他なりません。ゴッホ自身の表現を借りると、「彼の情熱は彼自身を遙かに超越している」と、言う事になります。あのヴィンセント・ヴァン・ゴッホをして、この様に言わしめたことが強烈な印象として、頭の片隅に残っていました。
そのゴッホの表現の如く、やはり、ゴーギャンは生涯を通して表現する事への圧倒的な情熱を持ち続けたことを思い知りました。
今回この展覧会でのメインテーマでもあり、上記の作品の画題でもあるゴーギャンによる言葉
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
は、物心ついたときから潜在的に、私自身が、自分へ問いかけ続けてきた言葉でもあります。
久し振りに旧友に会ったかの如くこの言葉を思い起こし、ああ本当は、自分はこのようなスケールの大きな事を考える人だったんだと、あまりに小心者に成り果てた自分自身を宇宙の果てから眺めているようなそんな雄大な気持にゴーギャンの作品群はさせてくれました。
何にせよ、気分転換の大切さを知り、そして、その効能を満喫できた秋晴れの一日でした。

 
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唐突な感動

29 11月

岡本太郎氏の「明日の神話」普段は、足を向けない下北沢にて大塚まさじ氏が、ライブを行われると言うことだったので、JR渋谷から京王井の頭線へ乗り換えよう・・・と、したその瞬間。
不意を突かれた。
この岡本太郎氏の「明日の神話」については、私の中での記憶としては恥ずかしながら「彼の幻の超大作がメキシコの倉庫で発見される。」という5年前のニュースで止まっていた。
心の準備が全くない私は、あのピカソのゲルニカをも凌駕するであろうこの雄大な作品を目の当たりにし、1970年に開催された大阪万国博覧会場で小学校1年生だった私が、初めて太陽の塔を見た時以来の戦慄が頭の先から足の先まで駆け抜け、呆然と立ち尽くすばかりだった。
ここのところ、大塚まさじ氏のコンサートは、撮影機材を持ち込んでのコンサートばかりだったため、パフォーマンスを純粋に楽しみたいとずっと思っていたので、その思惑通り今回下北沢ラ・カーニャで行われたコンサートでは、同氏の心意気を思う存分楽しむことが出来た。
演奏合間のMCでは、最近丹波篠山界隈にある里山近くの人口30人ほどの村へ引っ越されたとのことで、「御陰様で、道を歩くと住人のお年寄りの方が『お裾分け』と言って野菜や果物をくれます。柿とか栗は売るほどありますし、自給自足の生活も夢ではありません。」また、「最近野菜の栽培も初め、知ったのは、霜が降りると駄目になってしまう野菜と、同じ野菜でも、霜が降りると食感がよくなるものがあるということです。」等、日常的に蔑ろにしてしまっている、本来在るべき人と人との繋がりや、自然との携わり方を示唆して下さった。
そして、首を長くして待った田川律さんの手によるこのコンサートを見に来た人たちにもれなくついてくる賄いの時間。
本日の賄いは、「チゲ鍋」。普通チゲ鍋と言えば激辛を連想するが、これがまた絶妙な味付け。本人曰く「万人向けや。」とのことだが、こんなに美味しい「チゲ鍋」には私は遭遇したことがない。
大塚まさじ氏が歌うのがフォークソングなら、田川律さんが創る料理はフォークフードだ。
コンサートを終えた後、ラ・カーニャから下北沢の駅まで残った食材のネギとか入った袋をぶら下げた田川律さんと本日初めてお会いした田川さんの奥さんと三人でぶらぶら歩いて、駅でお別れをした。
その後、再び「渋谷マークシティ」2階連絡通路で「明日の神話」の前に立ち尽くし、太陽の塔の燦然と金色に輝く「未来の顔」と、この「明日の神話」の両者を創造した岡本太郎氏がもった時空の概念、同時に平和という未だ持って私達が乗り越えることが出来ない大きく重大な課題を想った。
頭の中ではBob Dylanの"Blow In The Wind"が、流れていた。

 
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Elle France誌にイシイ・アツコ作品掲載される

17 3月

20080317_zigzag_00.jpg
半世紀以上前に出版されて以来今では、25ヶ国以上で出版されている女性ファッション、ビューティ、ヘルス、そしてエンターテイメント雑誌のElle。その総本山であるElle Franceに、イシイ・アツコさんの作品群が掲載されました。
先日お知らせした「イシイ・アツコ新作銅版画展」へ去る3月15日の土曜日に彼女の作品を見に行ってきました。昨年お会いしたときよりも更に自信に溢れクールさを増したイシイ・アツコさんが「Elle Franceに私の作品が載りました。ギャラリー・ブティックで作品を置いてもらっているの。」と2007年12月号のElle Franceを見せてくださいました。
何というセンスの良さなのでしょうか!?
そのElle Franceに掲載された彼女の作品群を見て、私は、「これぞ、構成・レイアウトの極致」と打ちのめされてしまいました。フォントの選択の絶妙さ、命でもある文字の配置どれをとっても正に非の打ち所がありません。そして、この様な素晴らしい仕事をElle Franceの紙面上でエディターにさせてしまう素材を提供されたイシイ・アツコさん。絶句です。間違いなく、本物の人達がなせる技です。
3日に1作品のペースで作品を創作されているというその作品数の多さには驚きますが、(しかも、全作品自らが刷っていらっしゃるとのことです。ここにも、作品へ対して彼女が持つ細かいニュアンスを大切にする真摯で直向きな姿勢を感じます。)何よりも展示されている全ての作品において、アツコさんのセンスが輝きを増していることは私にとってうれしい驚きでした。
気付かぬうちに会場であるギャラリーを何回もぐるぐる回って展示された作品を見続けている自分がいました。
現在行われている「イシイ・アツコ新作銅版画展」は、明日までです。
次の展示会は場所を変えて神戸で行われます。
きっと、無意識に次の会場へ私は、足を向けていることと思います。
「イシイ・アツコ personal reality show」の詳細
会場:ギャラリーヴィー
〒650-0024
神戸市中央区海岸通り3丁目1-5
海岸ビルヂング307号
TEL 078-332-5808
FAX 078-332-5807
http://www.beeflight.com
e-mail bflight@perl.ocn.ne.jp
会期:2008.3.24(月)- 4.5(土)
開催時間:11:00 – 19:00
(3/30休廊 最終日18:00まで)

 
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