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Archive for the ‘xhtml & css’ Category

早起きは三文の徳 → 麹町御門

07 4月

麹町御門昨夜帰ったのは午前2時近くだったが、何故か早く目が覚め昨日M社長がオススメと言われていた千鳥ヶ淵公園のことを思い出し赴くこととした。先日もお伝えしたが、現在働いている場所から徒歩約5分で甲州街道への入り口でもある半蔵門へ行くことが出来る。
その半蔵門の交差点から、その北側に位置する千鳥ヶ淵の交差点までの皇居半蔵濠沿道が区立千鳥ヶ淵公園である。
千鳥ヶ淵の交差点から臨む満開の桜そして菜の花が彩る半蔵濠の向こうには国会議事堂が見える。
実はこのところ大きな流れを頭の中で感じている。きっとそんなことを吐露すれば誇大妄想狂だと咎められるのが落ちだから心に留めておくことにする。ただ、以前京都の株式会社Sさんに教えていただいた、大局的にものを見ることの重要性を忘れたわけではない。
端的に言えば「歴史は繰り返す」と、言う事だろうか…
そして、麗らかな情景を目の辺りにして浮かんだのは、
「経験から学ぶのではなく、歴史から学ぶ」こと。
後世に伝えたい大切な考え方だ。

 

Movable Type4.1 FreeBSD 6.1 へのインストール

06 6月

20080606_MT4.png思い返せば、それは昨年の6月6日「リリースが楽しみなMT新バージョン”Movable Type 4″」というエントリーでMovable Type4のリリースを御紹介してちょうど1年が経ちます。その間にMovable Typeはバージョン4.2となっています。
様々な言い訳でMovable Type4の新規利用が滞っていましたが、ようやく機も熟し無事Movable Type4.1をインストール完了しました。環境は以下の通りです。
・専用サーバOS"FreeBSD 6.1"
・Webサーバ"Apache2.2"
・MySQL 5.1.15
・Movable Type4.1
それにしても、この1年間でMovable Typeは凄まじい進化を遂げました。これからその新しい機能を会得していくのが楽しみでもあります。(ただ、はまると時間がいくらあっても足りないのがMovable Typeなのですが・・・^_^;)
今回の作業で難関だったのは、やはりMySQL 5.1.15のインストールとアカウント設定及びMySQLを使用するためのPerl環境の構築でした。例によって、書籍・インターネット検索でもズバリという解説は皆無に等しいのが現状だと思います。様々な情報を積み上げ・読み替えて対応していくしかない訳ですが、最近その様なやり方で目標を遂げるときの喜びが他では得られない快感になりつつあります。
お陰様で、現在多忙を極めているため詳しい解説は無理ですが、時間が許すとき少しずつインストール完了まで、どのような経緯を辿ったかを御紹介して行ければと思っています。

 

WebKit Nightly Acid 3テストクリア

27 3月

20080327_acid3.gif先日お知らせしていたWebKit Nightlyが、「Acid3ブラウザテスト」を100%クリアしました。100%をクリアした最終バージョンはWebKit Nightly (r31370) です。
実際のところは、鼻の差で「Operaが一番だ」と報告が、朝一番にありましたがpreview build(Acid 3テストをクリアしたというベータ版)は、一般には未だ公開されていないようです。
実際に、公の場でAcid 3テスト結果が、100/100であることを検証できるのは現時点でWebKit Nightly (r31370)のみです。
いや、それにしても最後まで波乱含みの熾烈な競争となりました。
この様な、ウェブ標準技術を巡っての技術の競争は大いに歓迎すべき事だと思います。
今後とも、継続的且つ加速度的に、この様な良い意味での技術競争が将来に向けて展開されて行くことが望まれます。

 

Discourage politics, use data.(政治力ではなくデータで語ること)

19 3月

20080318_WebKit.jpg

Acid3ブラウザテストでWebKit Nightlyが93/100を記録。

以前から気になっていた「グーグルの会議術」。
グーグルのMs.Marissa Mayerは、6つの成功する会議方法を掲げました。
(原文はこちら"How to Run a Meeting Like Google"
その中に、物事の判断基準として、最も核心的且つ重要な要素であると思われる"Discourage politics, use data."(政治力ではなくデータで語ること)という項目があります。

この様な、合理的な思想を如実に反映したその最たるものが、今私が一番注目している「Acid3ブラウザテスト」ではないかと思います。

ここで、Acid3ブラウザテストについて今一度確認しておきたいと思います。World Wide Web Consortium (W3C)はWWWで使用される各種技術の標準化を推進するために設立された非営利団体です。
(例えばHTML, XHTML, CSSなどの仕様を標準化しているわけです。)

Acid3ブラウザテストは、W3Cによって新たに各種技術が標準化された数多くの仕様をウェブブラウザがサポートしているか否かを検証するためのものです。そして、興味深い点はその検証方法が数値化されていると言うことです。従って、例えばXというブラウザが55%をスコアしたということは、与えられた100のテストの中で55%をXと言うブラウザはクリアしたということになります。

20080319_acid.jpg
そんな中で、3月19日現在ベータ版であるWebKit Nightly (r31114)は93%をスコアしました。
WebKitとは、オープンソース ウェブブラウザ エンジンであり、Mac OS XのSafariに使われているものです。(写真は93%をスコアしたWebKit Nightly (r31114)のAcid3ブラウザテスト結果)

未だ現時点では、100%に達したブラウザはありません。
しかし、ここ数日におけるWebKit Nightlyの動向を見る限り着実に日々そのスコアを伸ばしています。ここ数日中には100%を達成すると思われます。

このAcid3ブラウザテスト結果に関するデータが、将来的な観点から多くのWebに携わる人達にとって、ウェブブラウザに関する意志決定をする上で大切な拠り所となる数値結果となることは間違いありません。

 

これで完璧!?ブラウザ検証

13 3月

20080313_browsershots_00.jpg「もったいない」と思うのは、ブラウザ検証を行うために費やす時間です。しかし、現時点ではレンダリングエンジンの仕様が統一されていないのは現実であり、その問題を解決するために日々Webデザイナーの方々は様々なCSSハックを駆使して問題解消に追われているのが現状だと思います。
そのような状況下で、ある時自分が持っていないブラウザ環境で検証をする必要に迫られ、救いをmixiの某コミュへ求めたところ、教えていただいたのが「あなたのウェブデザインを違うブラウザで検証します」と言う謳い文句のBrowsershots(写真)サイトでした。写真を見てわかるように何と約60もの違うブラウザで自分の制作したサイトを検証できるという優れものです。
検証方法は簡単。自分が表示させたいブラウザをチェックするだけで、後はURLを"Enter your web address here"というところへ入力後Submitのボタンを押すだけです。
このサイトのサービスはとても便利なものですが、問題点としてあげられるのは以下の点です。
・時間がかかる
FTTHの環境で、通常は5分前後で、スクリーンショットの画像が表示されるが、場合によっては一件あたり30分以上かかることあり、従って選択するブラウザは少なめにするのが賢明 注意:€10 EUR または$15 USDをPayPalで支払った場合は優先的に処理が為されるという"Priority processing"というサービス有り)
・日本語に対応していないサービスである
(日本語のサイトを検証する場合はエンコーディングの環境に注意する必要あり)
この様な、問題があるにもかかわらずこのサービスは日々ブラウザ検証のために欠かせないツールの一つとなっています。
幸い、昨今の趨勢はWeb標準という考え方を基にこの様なブラウザ検証を必要としない方向へ向かいつつあります。「もったいない」と言う考え方は日本人がもともと大切にしてきた考え方です。この様な「もったいない」という考え方を大切にする草の根運動でもあるWeb標準という考え方が更に浸透し、より合理的なWeb制作が実現することを切望します。