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Firefox 3 Beta 4 – 正式リリースを前に

11 3月

2008年3月11日3:24 PM

20080311_ff_bata4.jpg前回のFirefox 3 Beta 3リリースから1ヶ月も経たずに、Firefox 3 Beta 4がリリースされました。900以上のコミュニティーからのフィードバックによる改善が為されているとのことです。その内訳は、抜本的なメモリ処理能力の改善、安定性の改良、各プラットフォームとの親和性の改善、そして、ユーザインターフェイスの向上などが挙げられます。

参考記事:CNET Japan
Firefox 3 Beta 4がリリース–JavaScriptの処理速度、メモリ使用量を改善

Firefox 3 Beta 3リリース後実際に使用して便利だと思った機能は・・・

スマートブックマーク

・スマートブックマーク
<上の写真>
(アクセスした回数の多いページ、最近ブックマークしたページ、最近使用したタグを表示してくれる機能)

スターボタンクリック1回

スターボタンクリック2回

・スターボタン
<上の写真一枚目→スターボタンクリック1回、二枚目→スターボタンクリック2回>
(アドレスを表示するアドレスバーの右端に現れる星マークを1回クリックするとブックマークが可能となり、2回クリックすると、名前変更、カテゴライズ、削除の管理が出来る機能)

今回のFirefox 3 Beta 4で気になる機能

20080311_ff_bata4_lb.jpg

・ロケーション・バーとオートコンプリート
<上の写真>
(タイトル、アドレス、タグの一部を入力するだけで、該当する履歴とブックマークから探しているページマッチする所謂検索機能。頻度と最近訪れたサイトの結果が返される。)

・ACID 3テストクリアー、間近か?
(Firefox 3 Beta 3の時点よりもテスト結果は改善している様子。正式リリース時には、ACID 3テストクリアーが目標か?)

そして、何よりもFirefox 3 Beta 4をブラウジングして体感できるのが、その更に改善されたサクサク感である事を最後に御報告させていただきたいと思います。

正式版リリースが楽しみです。

 

吉備の国へ

09 3月

2008年3月9日2:30 PM

20080308_two_rivers_04.jpg昨日、先日の「えもしライブ」で素晴らしいフィナーレの写真を撮って下さった、プロの写真家八木克憲さん。その八木さんは実は敏腕ギタリストでもあり、2005年にアコースティック歌謡ロックデュオとして結成した「TWO-RIVERS」が、岡山(岡山ライブ in 岡山 BAR ORiON)でライブを行うというので、仕事ではその昔岡山へは行ったことはあったけれど、倉敷すら知らなかった私はこの機会に吉備の国を知ろうと岡山へ行ってきました。
20080308_kurashiki_00.jpg
最初に行ったのは、生まれて初めての倉敷。その美しい町並み(倉敷美観地区)を見てまず思ったのが、安藤忠雄氏の言葉「現在の日本では、建築様式の観点から、その地域におけるアイデンティティーをその町並みから認めることは非常に困難である。」と言う言葉でした。日本には、世界に誇ることが出来る伝統的建造物が数多く残っていますが、果たして、近年の日本に於ける建築・建造物の中で50年あるいは100年後に文化的遺産として評価されるものがどの程度あるのだろうか、そして評価されるとしたらどの建造物だろう?また、例えば、文化的遺産と言っても良いような大阪のダイビル本館のような建物を現在では補修補強可能な技術を持つのにもかかわらず、老朽化や土地利用などの為に取り壊してしまう事が、50年後100年後に振り返ってそれが正しい判断であったと果たして言えるのだろうか?倉敷美観地区の日本本来の美しさの中を徘徊しながらそのようなことを考えていました。
20080308_omoa_00.jpg見るべきところが、とても多い倉敷で、初めてのツーリストだった私は、どこからどのように尋ねればよいのか見当つかずで、まず最初に迷い込んだのが倉敷民芸館でした。ここで最初に出会ったのが、人間国宝であった芹澤圭介氏の作品でした。もう少し時期遅れですが、ひな人形をモチーフとしたその作品は、民芸運動の人々との交流を深めた同氏らしい民芸色強いものでした。
20080308_omoa_01.jpg「民芸」とは「民衆的工芸」という意味で、大正末期に柳宗悦氏によって作られた言葉とのことです。鑑賞を主な目的とする美術工芸品に対して、人々の暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々のことを民芸品というのだそうです。うーん。日々勉強です。日頃お世話になっているお客様のコンセプトがこの様なところからヒントを得たものであることを知ることが出来たのは大きな収穫でした。
倉敷といえば、大原美術館。以前から是非一度訪問してみたいと思っていたこの美術館では、「決して白目を描かない」私の大好きな画家アメディオ・モディリアーニの「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」
を見るだけでもその価値はありましたが、その所蔵の多さには驚きました。時間の関係で、棟方志功の作品を見ることが出来なかった事が、残念でなりません。また、別の機会にゆっくりと訪れてみたいと後ろ髪を引かれる思いで、岡山へ発ったのでした。

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イシイ・アツコ新作銅版画展

07 3月

2008年3月7日9:00 AM

Ishii Atsuko"TOMORROW, I'LL BE TOO LATE"毎年今頃に、パリでの制作活動の成果を日本にてお披露目を行うイシイ・アツコさん。昨年始めて"Personal Reality Show4"にてその作品を目の当たりにして、すっかりファンになったのですが、今年も甲子園球場の近くにあるギャラリーアライにて「イシイ・アツコ新作銅版画展」を行います。
送られてきたDMの作品は"TOMORROW, I’LL BE TOO LATE"(写真右)。彼女のユニークな作風を象徴した繊細な作品で、「是非すべての新作を見てみたいな」と思わせてくれます。
「イシイ・アツコ新作銅版画展」の詳細
会場:ギャラリーアライ
〒663-8176
西宮市甲子園六番町14-20
TEL・FAX 0798-42-2263
会期:2008.3.6(木)- 3.18(火)
開催時間:11:00 – 19:00
(3/12休廊 最終日17:00まで)

 
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IE8最初のベータ版リリース

06 3月

2008年3月6日9:02 AM

20080306_1st_ie8bata_00.jpg何と昨日のエントリーで、Web標準技術との互換性を重視したIE8がまもなくリリースされるという内容を御紹介したその翌日に、「IE8最初のベータ版リリース」のニュースが入ってきました。
えーと、どうしたものですかね・・・
現在私が使用しているVaioの環境は、Windows XP Service Pack 2 (SP2)でIE7がデフォルトで入っていて、IE6はスタンドアロンで検証しています。ここで更にIE8を検証するとなれば、やはりそろそろブート・キャンプをマックに入れてそこへOSインストールしてというのが一番良いと思うのですが、であればインストールするのはVistaかXPという選択肢です。
Check system requirementsで、Operating Systemを見ると、VistaとXP両方互換性はあるようですが、そう言えばVista値下げって話もあったしそろそろVIstaを使い始めるタイミングかと思ってます。
何れにしても、環境を早く整えブラウザの検証を行っていきたいと思います。

 

ついにその時は、やってくる。

05 3月

2008年3月5日6:15 PM

Internet Explorer 8は、ACID2のテストをクリア、且つ
Web標準レンダリング動作がデフォルトとなる

マイクロソフトさんは、今までWeb標準よりも旧Internet Explorerの互換性を重視すると主張されてきましたが、ここへ来て、IE6までとの互換性をもつ"Quirks"モードとIE 7との互換性を持つ"Standards"モードという今まであった2つのモードに加えWeb標準技術との親和性を更に強化した新たな"standards"モードを採用すると公式に発表されました。
Microsoft’s Interoperability Principles and IE8

この「過去の資産を重視すべき」という後方互換性と「これからのWeb標準技術を重視すべき」という前方互換性と言う両者のバランスをどうするかというのは、とても複雑な議論です。マイクロソフトさんがとてつもなく巨大な企業であること、且つInternet Exploreが今まで築き上げてきたシェアとその資産は膨大なものであるが故に、実際の開発レベルでの現状と趨勢などを身軽に反映させることが困難であるところにその複雑さは起因していると思われます。

そのような困難な状況下で、Web標準に準拠したブラウザーを開発するためにその準拠を検証するテストであるところのACID2をクリアーしたInternet Explorer 8がさらに新しいモードを採用し、Web標準技術との親和性を高めて行かれるという英断は素晴らしい前進であると思います。

このニュースは、私共にとって大変インパクトのあるニュースでした。なぜならば、これまで、Web標準が今後の趨勢として正しい道であると歩み続けて5年の年月が経っています。その考え方が、まもなくマジョリティーのものとなる事への重さを感じるからです。そして、同時にその後の流れを読むことの重要性を噛みしめるのでした。