一生のうち見れるか否かわからない
「京都御所障壁画」
今日が最後だったので行ってきました。
何でも、京都御所の現在の御殿の大部分は、嘉永7年(1854)の火災による焼失後、翌年の安政2年(1855)に造営されたものとの事です。そして、内部の障壁画は、当時のわが国絵画界を担っていた精鋭の絵師達が総動員されて描かれており、それらの作品群は「雅やか」と言う形容が正に相応しい、日本の美を奏でていました。
何より興味深かったのは、総勢97名の絵師達が結集した中で3割が御用絵師系、7割が町絵師系だったそうですが、その町絵師系の中で円山応挙を棟梁とする円山四条派の絵師達が37名と群を抜いて多かった点です。当時の京画壇の勢力図を見て取ることができます。同時に、改めて近世日本美術史における円山応挙の存在の大きさを思い知らされました。
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京都国立博物館 京都御所障壁画を見に行く
古美術の町、新門前通りを探索する
11月4日京都の新門前通りを探索する。丁度老舗の「思文閣」という古美術屋さんで、「思文閣大文化祭」というイベントを開催していたので、「日本美術の粋約1,000点を一堂に展示」という謳い文句にさそわれ様子を伺いに行きました。京都には、従兄弟がいるので昼飯は何か安くて旨いものを割り勘でと事前にお願いしていたのですが、まさしくベタなローカルのうどん屋さんへ連れてくれ、「都うどん」というメニューを頼んだところ、無茶旨い。しかも380円也。早速京都の懐の深さを思い知らされます。おまけに結局奢ってもらいました。ごちそうさまでした。そして、本題の「思文閣大文化祭」へ赴くのですが、これがまたすごい。
そうだった、ロバート・メイプルソープ “Robert Mapplethorpe”だった
先日、浪速の文化サロンYodareへ行きこれからのビジョンのため、やはりブッシュ大統領へ平和の呼びかけとしてこういう展開をしなければ埒があかないと言う話になり、その時イメージは出ていたのだけど名前が出てこなかったのがこの人ロバート・メイプルソープ "Robert Mapplethorpe"です。この人の作品は、時代の倫理観に果敢に挑戦し賛否両論の中アートとしての位置づけを確立したという意味で偉大としか言いようがありません。
初めて、唸った日本のサイト
日本のサイトでも、xhtml & cssを使ったサイトが増えてきていますが、これだ! と言うサイトがなかなかありませんでしたが、かの詩人 堀口 大学氏とも親交の深かった版画家 長谷川 潔氏について調べものをしていた時にその出会いはありました。