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そうか、"makhazin"だったんだ

10 12月

2008年12月10日9:12 PM

とにかく知らないことが多い。
「雑誌」"magazine"の語源はアラビア語の"makhazin"だそうだ。そして、その意味は倉庫・貯蔵庫(知識などの「宝庫」)であるとのこと。
Googleの言い分はこうだ。
「Daniel Defoeが、世界初の英語の「雑誌」"magazine"を1704年に発刊して以来、想像可能なほぼあらゆるテイストが創造され消費され世界中のカフェで、散髪屋で、図書館で、そして、家庭で人から人へ手渡されてきた。もし、あなたが80年代に人々がどのような車に乗っていたか?30年前のファッションってどんなだった?と、言う疑問を持っていたとするならば、その答えを「雑誌」"magazine"の中に見出すチャンスは高い。しかしながら、ごく僅かな「雑誌」"magazine"のオンラインアーカイブしか現時点では利用することが出来ない。」
「今日(12月9日)私達(Google)は、過去の「雑誌」"magazine"アーカイブ、新しいオンライン「雑誌」"magazine"を何百万というNew York MagazinePopular Mechanicsそして、Ebony等からの多種多様な表題の記事をデジタル化し、より多くのオンライン化実現する事を出版社とのパートナーシップにより始める手助けを行う上でのイニシアティブを宣言する。」
百聞は一見にしかず。
yoko_ono_ny_mag.jpg

日本の、あの時のあのトレンドを知ることが出来るgoogle ブック検索による「雑誌」"magazine"検索登場を楽しみにしたい。

ひいては、この機能による「雑誌」"magazine"と言う媒体の再認識、再評価、活性化、そして、更なる進歩を期待したい。

 
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唐突な感動

29 11月

2008年11月29日12:54 AM

岡本太郎氏の「明日の神話」普段は、足を向けない下北沢にて大塚まさじ氏が、ライブを行われると言うことだったので、JR渋谷から京王井の頭線へ乗り換えよう・・・と、したその瞬間。
不意を突かれた。
この岡本太郎氏の「明日の神話」については、私の中での記憶としては恥ずかしながら「彼の幻の超大作がメキシコの倉庫で発見される。」という5年前のニュースで止まっていた。
心の準備が全くない私は、あのピカソのゲルニカをも凌駕するであろうこの雄大な作品を目の当たりにし、1970年に開催された大阪万国博覧会場で小学校1年生だった私が、初めて太陽の塔を見た時以来の戦慄が頭の先から足の先まで駆け抜け、呆然と立ち尽くすばかりだった。
ここのところ、大塚まさじ氏のコンサートは、撮影機材を持ち込んでのコンサートばかりだったため、パフォーマンスを純粋に楽しみたいとずっと思っていたので、その思惑通り今回下北沢ラ・カーニャで行われたコンサートでは、同氏の心意気を思う存分楽しむことが出来た。
演奏合間のMCでは、最近丹波篠山界隈にある里山近くの人口30人ほどの村へ引っ越されたとのことで、「御陰様で、道を歩くと住人のお年寄りの方が『お裾分け』と言って野菜や果物をくれます。柿とか栗は売るほどありますし、自給自足の生活も夢ではありません。」また、「最近野菜の栽培も初め、知ったのは、霜が降りると駄目になってしまう野菜と、同じ野菜でも、霜が降りると食感がよくなるものがあるということです。」等、日常的に蔑ろにしてしまっている、本来在るべき人と人との繋がりや、自然との携わり方を示唆して下さった。
そして、首を長くして待った田川律さんの手によるこのコンサートを見に来た人たちにもれなくついてくる賄いの時間。
本日の賄いは、「チゲ鍋」。普通チゲ鍋と言えば激辛を連想するが、これがまた絶妙な味付け。本人曰く「万人向けや。」とのことだが、こんなに美味しい「チゲ鍋」には私は遭遇したことがない。
大塚まさじ氏が歌うのがフォークソングなら、田川律さんが創る料理はフォークフードだ。
コンサートを終えた後、ラ・カーニャから下北沢の駅まで残った食材のネギとか入った袋をぶら下げた田川律さんと本日初めてお会いした田川さんの奥さんと三人でぶらぶら歩いて、駅でお別れをした。
その後、再び「渋谷マークシティ」2階連絡通路で「明日の神話」の前に立ち尽くし、太陽の塔の燦然と金色に輝く「未来の顔」と、この「明日の神話」の両者を創造した岡本太郎氏がもった時空の概念、同時に平和という未だ持って私達が乗り越えることが出来ない大きく重大な課題を想った。
頭の中ではBob Dylanの"Blow In The Wind"が、流れていた。

 
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現存する最高のコンピュータとは!?

25 11月

2008年11月25日9:05 AM

「それは、人間です。」
そう宣ったのは、株式会社船井総合研究所の創業者でもある船井 幸雄氏だった。もう10年以上も前のことになるが、この船井 幸雄氏の講演を聴きに行く機会があった。その時の同氏による「なぜ、現存する最高のコンピュータが人間であるか?」についての説明は、とても説得力があった。
その説明とは、次のようなものだった。
「例えば、Aさんという人が、50年ぶりに小学校の同窓会に行きBさんと言う同窓生に会い、そのBさんをAさんが、50年ぶりに会ったにもかかわらず識別できる能力。これは、現在のコンピューターには、出来ない解析能力である。従って、現存する最高のコンピュータは人間である。」
10年以上前のことをこれだけ鮮明に覚えているというのはそれだけ、その内容が印象的だったからだと思う。
話は変わるが、先日DVDで、MIT(マサチューセッツ工科大学)の成績優秀な生徒がカードカウンティングと言う手法を用いてラスベガスで荒稼ぎをするという「ラスベガスをぶっつぶせ」原題"21"を見た。この映画は、事実に基づくとの触れ込みなのだが、その1シーンに八百長をビデオ監視するガードマン役の人による、不正なギャンブルを行う者を見極めようとする場面での「映像で八百長をする者を識別(解析)する事が可能なソフトウェアが開発されたから我々はお払い箱だ。」と言ったような科白があった。
よもや、その様なことは・・・と、思いつつ桁違いの大金が動くラスベガスの世界ならあり得ることなのだろうか!?と、船井 幸雄氏の言葉を思い出した次第である。
こんなことをあれやこれやと思っている時にそのiPhone向けGoogle Mobile Appiconというアプリケーションは登場した。
google_mobile_app.png
iconこの、アプリケーションの目玉機能は言うまでもなく、音声認識による検索機能である。
現時点では英語に対する音声認識機能のみとの事なので、早速検証。
最初に試した単語は"Minnesota"だった。
アプリケーションは、見事に私が発声した音声を認識して、関連ページを表示した。感動だった。続いて"Obama"と発声したところこれも認識。その
機能があまりにも画期的だったので、立続けに20単語ほど試みた。その結果、私の拙い発音で認識されたのは半分ちょっとだった。予想通り、RとLの発音が入ると、その認識率は格段に低くなった。
iTune App storeでのこのアプリケーションに対するレビューは、正に賛否両論のようだが、文字以外の入力による検索機能を一般コンシューマーに向けて配信(しかも無料!!)したと言う事実は驚愕に値する事だと私は思う。
何故ならば、Googleが、今後更に文字→音声からより進化し画像、映像を認識する事による検索機能を開発して行くと言う強いイニシアチブ宣言のメッセージをこのアプリケーションの発表に私は感じるからである。
現存する最高のコンピュータが人間を超越する時代が来るのだろうか?
そんな事に思いを馳せるiPhone向けGoogle mobile appiconのリリースである。

 
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The Who 「もうジャンプはしない」

14 11月

2008年11月14日12:24 PM

the_who.png昨夜大阪城ホールにて行われた、The Whoの日本単独初コンサートを見に行った。コンサートが始まって、何曲目だったか定かではないが、Pete Townshend氏は、「もう年だからジャンプはしない。」と宣言した。斯くして、彼の専売特許であるジャンプ奏法を見ることが出来なかったのは非常に残念だった。
また、正直なところ技術的なトラブルが発生するなど、完璧なステージとは言い難い状況の中でコンサートは進行した。
しかし、そこは百戦錬磨のThe Whoである。
The Whoの根底に流れる反骨精神というのはどのような状況下であっても自らを乗り越えていくと言う事であると思い知らされた。
構成としては、過去のヒット曲を中心とした前半と、後半は彼のロックオペラTommyiconの中からのメドレーだった訳だが、技術的なトラブルに見舞われた前半とMy Generationiconで決別。楽器を破壊することこそなかったが、(少し残念・・・)Pete Townshend氏はステージ上でツバを吐いて憮然とステージを立ち去る。
しかしながら、一変して再びステージに現れたThe Whoは、Pinball Wizardiconから始まりWe’re Not Gonna Take Iticonまで前半のジレンマを完全に払拭する素晴らしい演奏を見せてくれた。あれは、中学3年生だったのか、高校1年生だったのか?当時組んでいたMonoToneと言うバンドでWe’re Not Gonna Take Iticonを演奏していた私としては感涙に噎ばざるを得なかった。
Pete Townshend氏はジャンプをする事こそ無かったが、やはりThe WhoはThe Whoなのである。
これからも、どのような状況下であっても自らを乗り越えていくと言う反骨精神を私も持ち続けたい。
そんな勇気を与えられた素晴らしいコンサートだった。
ありがとう。The Who

 
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A Change Is Gonna Come

05 11月

2008年11月5日6:42 PM

A Change Is Gonna Come
iconと、Sam Cookeが、歌ったのは1963年だった。
そして、キング牧師が演説を行ったのも1963年だった。
45年たった今日オバマ氏がアメリカ合衆国の第44代大統領に就任する事となった。
この「変化」は、途轍もなく大きく重い。
「恒産無ければ因って恒心なし」
為政者としてのオバマ氏の手腕をそしてアメリカ合衆国の国としての品格を見守りたい。